セッティング - CDT の「吊り設置」
CDトランスポーターの「吊り設置」
スピーカーを吊り設置したところ、好結果を得ましたので、
CDトランスポーターに応用してみました。
木片とL字金具、麻紐で、結構いいかげんに作っています。
わずかですが、地面からは浮いている状態です。
CDのスタビライザーを外すと、重量バランスが崩れ、少しですが、前に傾きます。
指で筐体を押してみると、当然ですが、
揺れます。
紐の長さを調整し、静止した状態で支柱などに接触しないよう、調整が必要です。
吊り用の支柱は、棚などに使用するL字金具を使用しています。
L字の支柱は、一見木製に見えますが、中には金属が仕込まれていて、強度が高くなっています。
本当は、二本支柱ではなくて、四本支柱のほうが、安定した設置となり、好ましいと思ったのですが、「吊り設置・トランポ版」の作成は、初めてのこともあり、
「効果が無かったらお金がもったいないなー」との考えがよぎってしまい、ついつい、廉価版仕様にしてしまいました。
CEC TL5100 は、フロント側が重いので、上手く調整しないと、前に傾いてしまうのですが、ゲインカードとチューザーを乗せると、あつらえたように重量バランスが取れ、水平になります。
「吊り下げ式インシュレーター」音の傾向
「真鍮製スパイク三点支持」 と
「吊り設置」 を、
比較試聴してみました。
「スパイク三点」は、良く言えば、
地面にしっかりと脚を付けたような音です。
土台がしっかりした音、とでも言うのでしょうか・・・決して悪い音ではありません。
落ち着いた感じで、安心して聴くことができます。
「うんうん、いい音だよねぇ」と、個人的に納得していましたが、「吊り設置」に変更すると、・・・!? です。
音の広がり方が違ってきます。
「吊り設置」の場合、
音がより広がるようになり
スピーカーを置いている壁面全体に、
ホールの空気感が満ちる感じがします。
間接音がしっかりと収録されているソースを再生すると、本当にホールにいるようで、とても心地よい感じです。
「スパイク三点」も、決して悪い音というのではありません。
空気感、ホール感は、「吊り」の方が良く出ますが、
低音の安定感、実体感は、「スパイク」の方が上かもしれません
・・・ですが、 「吊り設置」の音を耳にしてしまうと、「スパイク」の方は、 「自由に飛びまわることのできない、鎖で繋がれた音」 のようにも 感じられてしまうのです
[ 最 後 に ]
今回は、自分で制作して試聴したために、
「かなり手前味噌」になっているとは思いますが
興味のある方は、DIYしてお試しになってみてください。
身近にある材料で、簡単に制作できる割には、かなり使えます。
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