[ 一 言 寸 評 ] 問答無用の高音質 ホール残響の美しさ ★★★★☆ 選曲馴染度 ★★★★★ 夜聴最適度 ★★★★★ ホール再現度 ★★★★★ オーディオ興奮度 (画像はアナログレコードのジャケットですが、CD版も同様です) |
ジーナ・ロドウィック "All My Loving....." です。 耳の確かな友人に、「何か、音のいいCDあったら貸して?」と尋ねて、都合してもらったのがこのCD。 ジーナ・ロドウィック(Jheena Lodwick)の「All My Loving.....」 ジャケットには、HDCDの表示とともに、珍納「全我所愛」とか書いてある。 …どうやら香港製らしい。 「せっかくだから、一緒に聴いてみようか」と、いうことで 信楽トラポに載せて、大の大人が片寄せあって、二人並んで耳を傾けました。 「 ・・ ・・・!! ・・、・・・!!!! 」 ( ̄□ ̄;) 「はまったねぇ。」 「うん、(47研のオーディオシステムに)見事に はまった。」 「オーディオショップで、この音聴かされたら、(CDじゃなくてシステムを)即買する人がでるかもね。」 「確かに・・ 他の良録音CDが霞んでみえるわ・・・」 …というわけで、まごうことなき「音の良い女性ボーカルCD」でありました。 どのあたりが白眉かというと、残響によるホール感が秀逸となっています。 通常、美しいホールトーンの録音というものは、「音の消え際が美しい」「ホールの音場感・臨場感が良く出ている」といった類が多いのですが、このCDの場合は、さらに「音の跳ね返り」を楽しむことができます。 音が、ホールの壁に反射して戻ってくる様子が、上手に収録されているのです。 それ以外にも、いささかこれ見よがしではありながらも、「うーんと唸ってしまうような低音」が、「どーですか? お客さーん」と、言わんばかりに入っているところがあります。 2曲目冒頭の、静けさの中で、太鼓がドーン、ドーンと、残響を従えて鳴っているところなど、「判りやすくしおって・・、ほとんど確信犯じゃないか」と、ニヤニヤしたくもなります。 このジーナ・ロドウィックの"All My Loving....."、 「最初からオーディオマニアが聞くことを想定して造られたCD」という感が、なきにしもあらずですが、選曲、アレンジ、ボーカルの質、マスタリング等、すべて高水準に整えられていますので、BGM音量でフツーに聴いても充分愉しめるCDです。 (自宅より高品位なシステムで聴いてしまうと、まれに、苦しむことがあるかもしれませんが・・・) ( 補足&脱線&蛇足 ) ジーナ・ロドウィックは数枚のCDを出していますが、どれも録音の水準が高く、オススメすることができます。 (ただ、売っているところは少ないです) ジーナ・ロドウィックのページ(Amazon) ジーナ・ロドウィックを検索(楽天) "Amazon"では、「この商品を買った人はこんな商品も買っています 」という「補足オススメ」が自動掲載されますが、"All My Loving....."の商品ページでは、「ジャシンタ(Jacintha)のCD」が3枚も入っていて笑えます。 ^^ 「All My Loving.....」の商品ページ(Amazon) |