「タイムドメイン・ミニ」 を塗装
前回は、
「タイムドメイン・ミニ」 の吸音材を再調整
でした。
今回は、外観のドレスアップということで、「塗装」です。
「タイムドメイン・ミニ」の外観は、チープな質感漂うシルバー塗装であるために、「見た目の高級感」が今ひとつのものとなっています。
オーディオ製品は、出てくる音がすべてではありますが、
見た目も重要な要素であるとも思いますので、ここは思い切って塗装することにしました。
プラスチックの質感から脱出するために、色は
「黒」を選択です。
また、塗装だけでなく、キャビネット側面にある「必要の無い穴」も、同時に埋めてしまおうという作戦です。
材料の確保
まずは、
材料の確保です(塗料の画像がなくてスイマセン)
・ 耐水ペーパー
・ 二液混合型厚づけパテ
・ 薄づけパテ(ナイフィングストッパー)
・ プラサフ(プライマー)
・ 塗料(缶スプレー)
…あたりが主な材料です。
コンプレッサーとエアガン(エアブラシ)も持ってはいるのですが、この程度の塗装面積と難易度であれば、わざわざ使うこともないな…と判断して、缶スプレー(自動車用のラッカー系塗料)を使用しました。
(正直言うと、物置から大きなコンプレッサーを引きずり出すのと、使用後のエアガンの洗浄が面倒くさかったというのが本音だったりします。)
「タイムドメイン・ミニ」 側面の穴
「タイムドメイン・ミニ」 の側面には、画像のような 「穴」 が開いています。
前面の 「穴」 は、エンクロージア結合ネジのための
アクセス孔であり、同時に
ユニット保護カバーの取り付け孔でもあります。
つまり、それなりに 「意味のある穴」 なのですが、側面の穴には機能的な意味は無いように思えます。
単に 「デザイン」 なのかもしれませんが、個人的には穴の無い方が好みなので、これを機会に埋めてしまうことにしました
厚付けパテで穴を埋める
厚付けパテで、おおまかに穴を埋めたところです
すこし、硬化剤の量が多かったかな?
表面の平滑化
さらに薄付けパテを盛り、耐水ペーパーがけを行い、表面を平滑にします。
穴の周囲が白くなっているのは、ペーパーがけによって元々のシルバー塗装がはがれたためです。
見た目は色とりどりですが、
表面はほぼ平らな状態に仕上がりました。
じっと眺めていると、穴が
「目」 に、バスレフポートが
「口」 に、見えてしまい
(゜Д゜)ポカーン …みたいに見えます
プラサフ(プライマー)の塗布
塗料の密着を高めるために、軽く表面をペーパーがけし、表面を脱脂した後に、プラサフ(プライマー)を塗布します。
この状態で、穴の埋まり具合をチェックし、必要であれば再度パテによる修整を行います。
目視では、よく見ると穴を埋めた跡が見受けられる…といった程度だったので、軽くペーパーがけする程度にとどめ、このまま本塗装の工程へと進むことにしました。
これで、
「塗装の下地作り」 の工程は終了です
「タイムドメイン・ミニ」 の塗装
「下地」 さえ上手に仕上がっていれば、あとは塗るだけです。
実際のところ、作業工程としての手間も、仕上がりの具合を左右するのも、
「下地八割、本塗り二割」 といったところでしょうか?
前日に雨が降ったので、塗料の
「かぶり」 が心配ではありましたが、好転に恵まれ、湿度が低下したようで、屋外での青空塗装としては、まずまずの塗装品質に仕上がりました
乾燥直後のコンパウンド掛けしていない状態ですが、ゆず肌のぐあい、映り込みなど、上出来といって構わないでしょう。
(使用した塗料は、SOFT99のボデーペン・トヨタ用205 「ブラックM」 です)
画像では、白い粒子感が出ていますが、これはブラックメタリックの光沢にフラッシュが反射したものです
塗装完了
塗装完了です。
穴埋部分もほとんど目立たず、発色や映り込みが良好となったおかげで、
高級感が醸し出されてきました。
色が黒くなったおかげで、見た目の重量感が増したような感じも受けます
どちらかというと、「タイムドメイン」 というよりも、
「イクリプス」 のような印象も受けます
この状態からさらに、塗膜硬度の高い
ウレタンクリアを吹いておけば、耐傷性や光沢度も向上し、万全となります。
ですが、屋内で静的に使用するものですので、そこまでの必要はないだろうと判断し、このまま使用してみることにしました。
ついでながら、スピーカーケーブルを四十七研究所のSTRATOS(ストラトス)に変更しています。
ケーブルに黒い
SFチューブを被せたおかげで、見た目にも黒色の統一感が出て、いい感じです。
ケーブル変更にともなう音の傾向の変化(金メッキ銀線→STRATOS)については、
「スピーカーケーブルを交換」 のページに追加記載しておきました。
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