オピネル分解5 - 分解完了、ピンの外径と分解時の注意


ピンの外径を計測 - 平行ポンチは何ミリが最適か?

カシメピンの外径を計測
オピネル スリムナイフNo.15のピンをノギスで計測したところ、「外径2.65mm」でした(実測値)

このピンを撃ち抜くためのピンポンチ(平行タイプ)は、 外径2mmの平行ポンチ が、サイズ的に適していると思います
(外径2.5mmのポンチでも良いかもしれませんが、サイズがほぼ同径ですので、打ち込み開始時に全くずれが許されず、作業難易度が少し高くなる恐れがあります)

正しくピンポンチを使えば、ピン全体を終端付近まで打ち出すことが可能ですので、バイスプライヤー等の掴み工具で挟んで引き抜く必要もありません

ピンの側面部に「つかみ傷」が入ることもありませんので、終端まで叩き出す方がおすすめです

注意:オピネルのナイフは、サイズのバリエーションもさまざまです。このオピネルのピン外径が、他のオピネルのものと同じとは限りませんので、ご注意ください
※ 後日、旧ロゴのオピネルNo.10(下の画像)を計測したところ、「ピン外径2.95mm」でした

完成:オピネルの分解完了

オピネル 分解
こちらは旧ロゴタイプのオピネルNo.10です。ピンにテーパーがなく、方向性がありませんので、ピンのどちら側を削っても叩き出すことが可能です
ピン外径の実測値は、2.95mmでした

ピンさえ外すことができれば、ブレードを分離することが可能です
ブレードを取り外せば、オピネルの分解は完了です

オピネル 分解(フィレナイフ)
こちらは、現行タイプのオピネルスリムナイフ(フィレナイフ)の分解画像です
ピン外径の実測値は、2.65mmでした

こちらはブレード収納時にもロックがかかる現行バージョンで、ピンにテーパーがありますので、ピンの頭の方を削って叩き出します
ブレードが緑色になっているのは、マスキングテープを貼って養生しているためです


追記 : 分解作業全般について

オピネルの分解を解説しているページにいくつか目を通しましたが、あまりにも酷いものが多く、正直驚いています
ロックをかけたまま、ブレードを無理やり引き上げてリングを外すとか、センターポンチでピンを叩くとか、ニッパーを使って釘抜きの要領でピンを抜くとか、なんというかその、作業全般がド素人すぎて、見ていられません

分解しているのか、壊しているのか、これではよく分かりません

パーツは外せばよいというものではなく、無理に外すと想定外の負荷がかかり、曲がったり歪んだりします
また、バネ状の特性を利用しているパーツは、弾性限界を超えると、広がって元に戻らなくなります

ここでは、そういった無謀な手法とは一線を画し、ある程度理にかなった作業で分解を行っているつもりです(ピンポンチが手元に無く、ビットで代用した箇所を除く)

わたしも決してその道の専門家ではなく、あくまでも趣味でやっている者ですが、整備やメンテは好きですので、素人なりにDIYをやっています。これまでやった最大の分解作業は、2Lエンジンのシリンダーヘッドのオーバーホールです(全バラ、カーボン落とし、バルブのすり合わせなど)

そのような重整備をこなしてきたこともあり、いろいろと経験のある分だけ、注意の指摘も多く、言葉がきつい部分や、工具の解説が冗長な部分もあったかと思います。何分きちんとした記事を書こうとした結果ですので、ご容赦いただければと思います

 ● 次のページ:オピネル分解 6:ピンを代用品で作り直す

オピネル分解:詳細ページ一覧(1~6)

 オピネル分解 1:必要工具と準備作業

 オピネル分解 2:ロックリングの取り外し

 オピネル分解 3:ピンの頭を削って叩き出す

 オピネル分解 4:ピンを抜いて、ブレードを外す

 オピネル分解 5:分解完了、ピンの外径と分解時の注意 ← 現在のページ!

 オピネル分解 6:ピンを代用品で作り直す

● オピネル総合:オピネルのまとめ (オピネル関連の全ページ目次)

● 併せて読みたい1:オピネルのオイル漬けは、最悪のカスタム

● 併せて読みたい2:オピネルの刃が出ない時の対処法(サヴォワ打ちとは?)

● 併せて読みたい3:オピネルの扱い方と洗い方(刃の固着を防ぐ使い方)

● 併せて読みたい4:オピネルの隙間を削るのは、最後の手段

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