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業務停止命令を受けても、屋号を変えて何度でも復活する


悪徳業者には、味噌を売らない卸さない、これが最も効果的な対策

今回の販売業者である神田屋以外にも、同様の行為を行っている業者は、全国各地に散見される

そのような業者は、たとえ業務停止命令をくらっても、企業名を変え、地域を変え、屋号や商品名を変えて再び暗躍する

これは実際に、神田屋の代表者から直接聞いた話だが…
「神田屋の代表者は、神田屋を立ち上げる前は、信州志賀一で働いていた」とのことである
信州志賀一とは、悪質な味噌の訪問販売で、6ヶ月の業務停止命令を受けた会社 )

このように、味噌の訪問販売業者で働いていた者は、会社が倒産・廃業となっても、新しい会社を立ち上げて同じような業態を取る事が多いので、いくら該当業者を取り締まったところできりがない。

このような業者を、本質的に業務停止に追い込むには、悪質な業者が味噌を仕入れることができないようにするしかないのである

悪質な販売業者が商売を続けていられるのも、味噌を卸している製造業者が存在するからである
悪質な業者は、そもそも自分で味噌を製造する能力までは所持していない
そのため、味噌の供給を停止されると、販売自体を継続することができない
つまり、悪徳業者に味噌を売らない(卸さない) これが最も効果的な対策なのである

ただこの対策は、非常に効果的ではあるものの、消費者にはできるものではない
味噌メーカー各社や味噌業界全体が、一丸となって取り組んで、初めて効果を発揮するものである

それでは、味噌メーカー各社は、すでに悪質な業者撲滅へ向け、業界一丸となってなんらかの取り組みをしているのだろうか?
その答えは、 次ページ:「味噌業界、味噌メーカーによる対策は?」にて…

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