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契約書面でも製造元を隠蔽


製造元非記載を指摘された際の大嘘


記事よると、特定商取引法で定められている契約書面についても、製造業者である「若宮みそ」の表記がなかったとのことである
また、それを指摘された際の神田屋の回答はこのように報道されている

男性は「記載が必要とは知らなかった。どこのみそか聞かれたらちゃんと答えていた」と釈明した。

もちろんこれは、大嘘である

まず、神田屋は契約書面に製造業者の記載が必要であることを知りながら、意図的に表示を行わずに販売を続けている
この違反行為については、農水省より食品表示を適正に行うよう、2018年1月に指導を受けているはずであり、これを知らないというのは、嘘以外の何物でもない

もともと、販売者である神田屋の住所表記すらいいかげんで、建物名も部屋番号も表記していないのだから、こういう法令違反も平気なのだろう
次に、みその製造元について尋ねられた際の対応だが、神田屋が「聞かれたら答えていた」というのも嘘である

以前、「味彩 神田屋 一問一答」に記載したとおり、神田屋代表の保田氏は、わたしの目の前で、製造元の開示を頑として拒否した経緯がある。 にもかかわらず、「聞かれたら答えていた」というのは、呆れて物が言えない
その後、消費者庁に製造元を照会してもらい、若宮みそが製造元であると判明した

これはもう、堂々と嘘をついていると言わざるをえない
「息をするように嘘をつく」とは、こういう事を言うのだろうか?

そもそもこれは、「知らなかった」で済ませてよい事案ではない
百歩譲って、「まっとうな商売人が本当に知らなかった」ケースであれば、以下のような返答が返ってくるはずだ
「記載が必要と聞いて驚いた。自分の不勉強と至らなさが恥ずかしい」
「早急に表示を改めると共に、今後は正確な表記を行うよう徹底します」
 ・・・常識ある商売人であれば、普通はこういう返答になるはずだ

そう、神田屋の返答の異常な点は、自分の非を報道メディアに指摘されても、言い訳に終止し、「早急に表示を改める」とは、絶対に明言しないところだ
(実際は、製造元の隠蔽を意図的にやっているのだから、当然といえは当然だが)

悪いことを意図的にやっている人は、往々にしてこういう行動を取るものだ
おそらくこれからも、知らぬ存ぜぬで自分の責任をかわしつつ、決して表示を改めることはしないのだろう
法令違反を指摘されても一向に改めようとしないのは、食品販売業者として許しがたい悪行である


味噌は食品であり、安心、安全が最も求められる消費財である。
平気で嘘をつくような販売業者は、決して食品を販売すべきでないし、そのような業者を、消費者も行政も、さらには味噌業界も、決して許してはいけない



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