月寅次郎のサイト

神田屋の言う「納得して買ってもらっている」は詭弁


自分が製造業者のように装い、誤認を誘発


神田屋は、自らが味噌の製造業者であるかのように装って、訪問販売している
服装はこんな感じだ。
デニムのボトムスに使い込んだ感じの前掛けをしており、それには「神田屋」の屋号が染め抜かれている。
冬場の上着は、昨今流行りの薄手のダウンだが、それにもご丁寧に「神田屋」のロゴがプリントされている
そのような装いで味噌樽を抱えている様子を見ると、傍からは味噌蔵のご主人以外の何物でもないように見える

繰り返すが、この「神田屋」という屋号は、製造者ではなく、ただ訪問販売している業者の屋号でしかない。実にあざといと言わざるを得ない

この格好で、自分が味噌を作っているかのようなセールストークを行っているのだ。多数の高齢者が騙されてしまうのも、無理もないであろう

さらに、自らが製造者ではないことが購入後にバレないよう、食品表示ラベルと契約書面の双方に、製造元情報を記載していない
それだけではなく、農水省や保健所等の行政機関より指導を受けても、表示違反を改善せずに販売を継続している

意図的に消費者の誤認を誘発し、表示違反であることを知りながら、行政指導後も改善せずに販売を継続するというのは、まさに「消費者を騙している」事に他ならない

これのどこが、「納得して買ってもらっている」 …なのだろうか?


納得してではなく誤認させて、つまり騙している


神田屋は記事の中で、「お客様に納得して買ってもらっている」と訴えている
わたしの目の前でも、この言葉を何度も強調していた
が、これは詭弁でしかない
「納得して」ではなく、むしろ「誤認させて(騙している)」と言うべきだろう

食品の購入は、味や価格はもちろん重要だが、口に入るものであるだけに、製造元が信頼できるかどうかということも、購入の判断において非常に重要な要素である
誰が製造したのかをひた隠しにして販売しておいて、どこが「納得して買ってもらっている」なのだろうか?

購入者が製造者情報を知りえない状態にしておいて、「納得して買ってもらっている」と主張するのは片腹痛い


そもそも、味噌としては妥当な価格で、同等の商品を「若宮みそ」から購入可能というのに、約4倍もの金額を支払うことに納得して、わざわざ神田屋の味噌を買うバカがいるだろうか?

これは「納得して買ってもらっている」のではない。「騙して買わせている」のだ

平気で嘘を繰り返しついたり、事実を隠蔽したり、消費者の誤認を意図的に誘発させる行為をおこなったりする食品販売業者は信用することができない

神田屋の商売は「判断力や認知力の低下している人を狙い撃ちした悪行であり、即時業務停止になりにくいぎりぎりのラインを狙って、意図的にやっている」としか思えない

次ページ:新聞取材での苦しい言い訳(みそ製造業者)

悪質な味噌の訪問販売、目次に戻る