「ツエルト」をテント代わりに、長期連続使用してみた


使用したのは、「ファイントラック ツエルト2ロング」


ツエルト(ファイントラック ツエルト2ロング)を使い、海外で少し長めの山旅をしました
工程は、フランスのシャモニーからスイスのツエルマットまでの「
オートルート」です(日数17日間、距離:約200km、累積獲得標高:約12,000m)

これまでさまざまなテントを使ってきましたが、ウルトラライト系の軽量タイプとしては、モンベルのU.L.ドームシェルターを使ってきました
「ツエルト2ロング」は、床面積がやや大きめで、生地も防水透湿のものが使用されており、「ビバークのためのツエルト」というよりも、「積極的に活用して、実際に野営するためのツエルトです」
一般的なテントと比較して、ツエルトとはどういったものなのかも含めて、実使用の感想などをまとめてみました


キャンピング グレイシャーアルジェンチエーレにて(まだフランス)



シャモニーを出て一日目、ツエルトを初使用



ヨーロッパのキャンプ場は初体験です
立派なシャワー施設と売店があり、夕方には移動ピザ屋のバンが売りに来て、翌朝に届く朝食用のパン(焼き立て)を予約することもできました
山岳リゾート地であるシャモニーに近いことを差し引いても、日本のキャンプ場とはえらい違いで、まさに「リゾート」であることを強く感じました


トリヤンのキャンプ場(ここよりスイス)

キャンプ場より美しい氷河か望めます

キャンプ場の流しは、家畜の水飲み桶を流用したもの

わたしのツエルトは、どのキャンプ場でも最小のテントでした

シャンペのキャンプ場(湖畔のリゾート地)

そこそこの距離と標高差を超えて、シャンペにたどり着きました

キャンプ場は、まあまあの混み具合
天気も良く風も微風で快適に就寝いたしました


ツエルトを張る時は、設営場所に配慮して、ガイラインの引っ掛け事故を防止する


キャンプ場でツエルトを設営する時は、できるだけ隅の方張るようにしています
ツエルトは、一般的なテントよりもガイラインが多く、かつ張り出しがちなので、「ロープ引っ掛け事故」を防止するためです

トイレや売店の近くなど、人がよく通る場所に張っていると、足をロープに引っ掛けられる可能性が高まるので、それを避けるため、人通りの少ない、奥まった場所に張るのです

誤って足が引っ掛かり、ロープが緩んでツエルトの「張り」が失われた場合は、ロープテンションを調整し直すだけで済みますが、ペグが抜けたりすると面倒です(同じ場所に差し込んでも、土が緩んでペグが効かないことがあります)

また、ロープに過大な力がかかって、ツエルトの縫い目が傷んだり、生地が破れたりするのも避けたいものです

最も避けたいのは、「子供が足を引っ掛けて転倒事故を起こしてしまう」ことです
転倒の際に、医療行為が必要な怪我になると、いろいろと大変です

標高が低めの場所などで、低年齢のお子様がキャンプ場におられるようであれば、ペットボトルのラベルフイルムを剥がし、ガイラインにリボンのように結びつけ、視覚的に目立つようにしています
(手元にペットボトルがない場合でも、キャンプ場のゴミ箱を漁ると、大抵見つかります)

ツエルトのガイライン(張り綱)は、反射材を使ったものにしていますが、日中は効果が薄く、こういった張り綱を目立たせる処理をすると、(自分、他人にかかわらず)脚を引っ掛けることが大幅に減りますので、非常に効果的です
お子様の親御さんも、こういうガイラインの処理をしていると、安心されるのではないでしょうか?

そんなわけで、ツエルトの時は、できるだけキャンプ場の隅に張り、ガイラインを目立たせるようにしています

ラサージュのキャンプ場

オートルートの旅の前半の核心部分を終え、久しぶりに小さな街と言えそうなところまでやってきました
まだ天候はぐずついています。ツエルトも荷物も全体的に湿っています

画像中央の少し左下に、今回泊まったラサージュのキャンプ場が見えます
子供用のブランコや滑り台、ミニプールまであって、子供から大人まで楽しめるよう配慮されたキャンプ場でした


グリンデルワルトのキャンプ場

帰国日まで余裕があったので、その後ブライトホルンに登り(人生初の4000m峰)、その後グリンデルワルトまで足を伸ばしました

キャンプ場からアイガーの北壁が見えるという、素晴らしい立地


 

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