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実用的なソーラー充電器は、どの程度の性能が必要か?


【 これまでのおさらい 】
市販品のソーラー充電器を使ってみたところ、ソーラーパネル面積が小さい為、充電はするものの、満充電可能というにはほど遠く、実質的に役に立たなかった。
・・・ということが判ってきました。


それでは・・・ 「実際に使えて役に立つソーラー充電器」とは、どのくらいのパワーがあればいいのでしょうか?

携帯電話を多用する人であれば、かなりの電力量が必要になると思われますし、そのあたりは個人差がありますが、ここは一つ、自分自身が、コンセントのない環境下で、長期に渡って野営を続ける時を想定してみました。

まず、晴れの日ばかりとは限りませんし、雨や曇りの日が続く時もあります。

たとえ曇りの日だったとして、そこそこ使える程度には充電できて欲しいものです。
もちろん、晴れの日であればしっかり満充電まで持っていけるというのは最低限必要です。


もっと細かく言うと・・・
晴天の日射量なら、単3型2本を半日で、4本なら1日で満充電近くまで充電可能。
これだけのパワー供給能力があれば、そこそこ実用的に使用可能だと考えました。

曇りの日は日射量が落ちますので、単3型4本を1日で、1.3V強まで充電できれば上出来だと考えます。

これ以上を求めることも可能ですが、ザックにパッキングして歩いて移動することなどを考えると、あまり巨大な製品になっても困りますし、何より材料費が高額になってしまいます。

軽くて持ち運びも容易、そして実用に足りるというバランスを考慮すると、このあたりが落としどころではないかと考えます。

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