雨樋の修理2(軒といを切る)
どの部分をカットするのが最適か?
タキロン
軒とい
Zライフソー
のこぎり
購入した雨樋(軒とい)の長さの合計は、3.6m x 4本 = 14.6m分となります
これに対し、設置する屋根の長さは約14mですので、単純計算で60cmほどカットする必用があります
実寸で何センチ切り落とすかはひとまず置いておいて、どの部分をカットしてサイズを切り詰めるかを先に考えます
カットが可能なのは、雨樋の継ぎ目(3箇所)と、雨樋の両端(2箇所)の計5箇所です
継ぎ目が金具と重なってしまうのは、好ましくありません
継ぎ手の厚みの分だけ、雨樋の水平位置が高くなってしまうため、微妙な勾配が崩れてしまいます
また、金具が邪魔になるため、継ぎ手を嵌めて接着する作業がやりにくくなります
このような事を避けるため、軒といを地面に並べてみて、「とい」と「とい」の
継ぎ目が、金具の位置と重ならないよう、おおよその切断部分を決めました
切断する部分が定まった後は、マジック(マッキーノック)でおおよその目印を付けます
今回、
雨樋の切断には、Zライフソー(木工)を使用しています
(左上画像の商品です、実売価格が表示されない場合は広告ブロッカーをOFFにしてみてください)
本来これは、木工用のこぎりですが、刃ピッチが小さめで、板厚も薄めのため、
塩ビ製の雨樋も楽にカットすることができました
最初から塩ビ素材を切断することが目的でのこぎりを購入する場合は、
Zパイプソーなどがおすすめです(左下の画像)
切ってから軒先に載せるか? 載せてから切るか?
Zパイプソー
先細ノコギリ
軒といを切断後に、軒先に載せるべきか?
それとも、金具に載せた状態で、現物合わせでカットするべきか?
どちらの作業が望ましいか、悩みました(勝手のわからない、素人作業のつらいところです)
結局のところ・・・
1.地面に置いた状態で、おおよその長さに切る
2.軒先に載せ、現物合わせでマーキングを行い、一旦地面に降ろして再カットする
・・・という、「
2度に分けて切断」という形をとりました(安全策です)
あらかじめ10cm以上の余裕を持って切断したのですが、金具に載せてみると、ほぼジャストサイズに近いところまで納まっており、結果として1cmほど再カットするだけで済みました
これは、地面に置いていた時と、軒先に吊るした時では、「水平」と「斜め」の違いが生じるため、長さの違いが出てしまったためです
付けた勾配は「200分の1」と緩い傾斜ではありますが、それが何メートルともなると、結構な差が生じてしまうものだと改めて感じました
画像は、2回めのカットの状態です。直角にカットするのがベストですので、黄色いテープを貼って、刃が斜めに入らないよう、目印にしています
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雨樋の修理3(雨水を落とすための「穴開け加工」)