雨樋の修理7(「かしめ」を曲げ、勾配確認と流水テストをして完成)


雨樋の修理7(「かしめ」を曲げ、勾配確認と流水テストをして完成)

ここまで長かったですが、ほとんどの作業が完了しました
残るは、最後の詰めと確認作業です


これは先ほど掲載した画像ですが、支持金具(ステー)の先端に、ピーンと伸びているのが、軒といを固定する「かしめ」の部分です
この「かしめ」を曲げるまでは、軒といが金具に乗っているだけです。カシメを曲げることで金具に固定されます


カシメをすべて曲げ終わりました
なお、ここで改めて勾配が気になったので、一度外した水糸を再度張り直し、勾配の具合を再確認しています
というのも、集水器に呼びといを嵌め込む際、どうしても「とい」の位置にずれが生じてしまうため、正しく勾配が出ているか気になったのです
(最初に張った水糸は、金具の取り付け穴の上部を基準に設置しましたが、二回目は「とい受け」部の下端を基準にして張っています)

勾配には特に問題は出ていないようでしたが、ほんの少し金具を曲げ、なだらかな勾配となるよう調整を加えました


最後に、実際に水を流してテストを行いました
水がスムーズに流れていくか、流れの滞留が起こっていないかを確認します

高い部分から水を流してみたところ、低部である集水器の方向に水が流れていきました
勾配の傾斜は200分の1のですので、決して急流となって流れていくわけではありませんが、ゆっくりゆっくり水が進んでいく様子から、付けた勾配が機能していることが判りました



これで、雨樋の修理・交換作業は終了です

慣れない高所作業もあり、脚立の上では緊張も強いられ、60本のネジ締めは肉体的に負担でもありましたが、なんとか無事に終わらせることができました

● 作業にあたって気をつけたこと
脚立に乗っての高所作業は緊張しましたが、地上で可能な作業は、極力地面の上で行うようにして、安全に配慮しました
作業自体を複数日に分割し、一度の作業時間を短くすることで、集中力を維持し、疲労や注意力緩慢によるケアレスミスや事故を予防するよう努めました
作業時の季節が初夏であっため、暑さによる疲労や集中力低下には特に注意し、陽が登りきって暑くなったら作業自体を止め、朝方の涼しい時間帯のみの作業としました

作業を行う前に卓上シミュレーションを繰り返し、どの順番で作業を行うべきか? どの作業を地上でやって、どの作業を高所で行うべきか? よく考えて工程表を作成し、作業が進むごとに工程表を修正しながら行いました
いきあたりばったりで作業すると、たいてい上手く行きませんので、計画的に作業を行うよう留意しました



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