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1日分の日射量では、たいして充電できなかった


「充電池をソーラー充電できればいいな」・・・と、安易な気持ちで購入したソーラー充電器。

ソーラー充電器・市販品

単三電池が四本セット可能で、アダプターを使用することにより単四電池も充電可能となっていました。
この充電器とエネループさえあれば
「コンセントのない場所で長期テント泊しても、全く困らない。」 ・・・はずでした。

これまで、長期テント泊の時には、できるだけ電池を消耗しないようにセーブしながら使っていましたが、ソーラー充電器さえあれば、電力の自前供給も可能になります。
LEDライトも携帯も、さらにはipodも使い放題! ・・・のはずだったのです。

しかし、実際に使ってみると、これが意外に使えない。
全く役に立たないとは言いませんが、「とても役に立つというには、ほど遠い代物」でした。

朝から夕まで丸1日、陽の当たる場所で充電させたくらいでは、満充電にはほど遠いようで、充電後の電池を、LEDライトにセットして使ってみたものの、持続時間が短くて、すぐに暗くなってしまいました。
さほど使っていないのに、照度が低下してしまい、実用に適さない程度の点灯状態になってしまうのです。

また、充電後の電池と乾電池タイプの充電器で、携帯電話も充電してみましたが、電圧が低すぎるのか、充電自体が開始されない場合が多く、充電できたとしても少ししかできませんでした。

仕方なく島の雑貨屋で仏壇ローソクを買ってきて、ランタン代わりに使用し、電池の使用量をセーブしたりしたのですが
それでもやはり、使用量に対して発電量が不足気味でしたので、陽の差している時間帯は、常に充電しなければいけないような状態でした。

少しでも充電効率が良くなるように、数時間おきに角度を調節したりしていましたが、これがどうにも「仕事」みたいな感じになってしまって、せっかくの気ままな離島滞在が、ゆったりできなかった覚えがあります。

最初は、「これで電池が使い放題!」とか、「もう、ローソクランタンは要らない」と、喜んでいましたが、いざ使ってみると、電池の節約と充電に追われてしまい、長期テント泊を終える時には、
「なんだか面倒くさくて、大変だったなぁ~」
「こんな事だったら、ディスカウントショップで安い電池を大量に買い込んで来るんだった」
 ・・・と、しみじみ思ったのを覚えています。

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