バッハ:無伴奏チェロ組曲 (全6曲) アンナー・ビルスマ [ 一 言 寸 評 ] 音良し、演奏良し 素直に楽しめます ★★★★★ 超絶技巧度 ★★★★☆ ゴキゲン度 ★★★★☆ 一聴面白度 ★★★★☆ 低音度 ★★★★☆ オーディオ度 ■ ■ ■ ■ ■ その他の アンナー・ビルスマ 定番CD バッハ:無伴奏チェロ組曲 この1回目録音の方も有名 |
ブライアン・ブロンバーグの WOOD(ウッド)です。 ウッドベースの魅力が、たっぷりと納められている、有名CDです。 キングレコードの「低音シリーズ」の一枚であることもあり、「低音CD」というと、このCDが引き合いに出されることもあります。 一般的な、いわゆるジャズピアノトリオの曲と ベース一本で、メロディラインとリズム(そしてもちろんベースも)を同時に弾いている曲とがありますが、それぞれがうまい具合に、アルバム全体の緩急を整えていて 聞いていて飽きることがありません。 ビートルズの「Come Together」や、「酒とバラの日々」「星条旗よ永遠なれ」など、ポピュラーな選曲も特徴であり 普段ジャズにそれほど親しまない方でも、すぐに、そしてずっと楽しめる内容となっています。 ジャズCDの中には、演奏における緊張感があまりにも高いために、神がかり的な名演といわれはするものの、二度続けて聴くと、こちらが疲れてしまうようなものもあります。 このWOODに関しては、そんな心配は全く必要ありませんので、何度でもリピート再生して、心ゆくまで楽しみましょう。 [ オーディオファンは ] オーディオチェック用としても、なかなか優秀なCDだと思うのですが 踊るような指さばきを、耳にしていくうちに 「オーディオ機器」よりも、「演奏」に集中してしまいがちなCDです。 基本的にはジャズではありますが オンマイク一辺倒ではなく、透明感のあるホールトーンも入っており ベースをパーカッションのように使用している部分(3曲目)などでは 「高音域が、空間に広がっていくさま」が、存分に楽しめます。 |