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電源用インシュレーター


Model4700/4799 電源用 インシュレーター

電源用インシュレーター

47研究所のアルミシャーシ筒型電源 Model4700/4799 は、非常に特徴的な形状をしています。

他のオーディオ製品とは似ても似つかぬ茶筒型の形状は、一般的なインシュレーターをあてがうことができません
脚を変更して遊ぶというのは、オーディオの"お遊び"の一つなのですが、これができないというのは、「おやつ」の無い遠足のようなもので面白くありません。

今回は、ちょいと発想を転換して、一般的なインシュレーターを使えるように、工夫いたしました。

これは"J1 PROJECT"のスパイク受けです。

ありがちな形状のインシュレーターですが、これを横置きにして、紐でくくることにより、筒電源を支えることができるようになります。

ペアになったインシュレーター同士は、固定されていませんので、電源を上に載せると、自動的に最適な位置に落ち着きます

円柱形状で、線接触というのもよさそうな感じです。

可動する"コロ"で支えているようなものですから、素材自体の良さはそのまま活かしながら、"自在に動く"ことで、振動を逃す効果があるかもしれません。


電源を載せて設置すると、このようになります。

この設置方法の特徴ですが、手でゆすってみると、電源が揺れます。

結び方に不備があると重量のある電源が転がっていきかねませんので、しっかりとした設置が必要です。

試してみたいという方は、よくよくご配慮の上、自己責任にてお願いいたします。

音の傾向(インプレ)

厳密に比較したわけではありませんが、一言でいうと、純正脚とそれほど変るものではありません

おそらく、耳の良いかたが、しっかり試聴されれば、違いも判ろうとは思いますが、聞き流す程度では、よく判りません。

CDプレーヤーやアナログプレーヤーのように、振動の影響を受けやすい機器ではないこともありますし、それ自体の完成度が高いものは、後から余計なことをしても、たいして変らないということもあると思います

ただ、今回は、金属製ではないインシュレーターを使用しましたので、電源シャーシの底に傷がつきにくいのは、オーナーにとっては嬉しいところです。

いつか、電源も「吊り設置」にして、比較試聴してみたいものです

補足1

 Model4700/4799 も、縦置きにすると、一般的なインシュレーターを敷くことができます。

 縦置きにした場合、構造上の不具合が発生しないかどうか、一度、47研究所にお尋ねしたことがあります。
 その時の回答は、「縦置きでお使いの方もいらっしゃいます。」
 「トランスの形からは、むしろ縦置きの方が自然と言えば自然です。」
…と、いうことでした。(縦置きも、OKだそうです。)

補足2

今回は、インシュレーターとしてスパイク受けを使用していますが、特別な意図はありません。ただ、手元に余っていたので使用しているだけです。

窪みのついていない、円柱状インシュレーターでも、同様に使用することができます。

補足3

Model4700/4799 には、3本のスパイク状の脚が付いているモデルもあるようですが、どうやらこれは、初期のモデルのようです。
現行モデルは、脚の無い形状となっています。


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