人間が学校というフェンスを出ると
そこはドラゴンワールド(現実の悪意に充ちた世界)なわけだ。
地球上には30億だか 40億だかの人間がいて
おまえは 30億プラス1の余り者に過ぎない
おまえのことなんか 誰も感心を持っていやしない
生きていようと死のうと こっちの知ったことか
…みたいな扱いを受けることになる
ある人間がだめになるというのは そういうことなんだよ
どうやって それに対抗するかといったら
やっぱり 自分の歌をうたい続けることだと思うね
「うるせえ、おまえのその変な歌をやめねえと張り倒すぞ」…とか、なんか言われて
それで だめになっちゃうことだってあるけど
張り倒されても、まだ歌い続けることだ
もちろん、ドラゴン・ワールドにあっては 明日の飯代をどうしよう
今日の部屋代をどうしよう …なんていうわずらいもある
それはしょうがないから 思いわずらい 駆けずり回りながら
でも 自分の歌だけは歌い続けるわけだ