スターバックス ハウスブレンド - 月寅次郎のコーヒーレビュー

最終更新日: 作者:月寅次郎

スターバックス ハウスブレンド


コーヒー豆の詳細

  • 分類:レギュラーコーヒー(粉)
  • 内容量:160g
  • 実売価格:970円(2024年01月調査・税込)
  • 豆(原産地):コロンビア、グアテマラ他
  • 製造所:ハマヤ関西工場
  • 販売者:ネスレ日本
  • 豆種:アラビカ種100%
  • 味わいの強さ:8
  • 焙煎の深さ:ミディアムロースト
  • コピー:トフィーのような香ばしさと豊かな風味。ナッツとココアのニュアンスにローストのかすかな甘味、そこに酸味とコクが見事に調和した風味が特徴です。
  • 10gあたり実売価格:約60.6円
購入履歴:2023年05月 1047円(税込)160g 約65.4円/10g
購入店及び、価格調査の場所:地元ドラッグストア


補足

スターバックスのコーヒーではありますが、製造は「ハマヤ関西工場」に委託されており、自社工場ではありません。
販売はネスレ日本が行っています。

このような外部委託は、工場の設備投資や維持管理費用を軽減できますが、そのメリットが享受できるのは、あくまでも小規模生産の場合に限ります。

中間利益が各社に分散されるため、結果的に商品価格が高くなってしまいます。
高い価格でも買ってもらえるブランド力がなければ、商品として企画倒れとなりますし、ブランドに固執せずに、単に価格に対するクオリティで評価されてしまうと、自社工場を持った大規模業者に太刀打ちできません。

● 公式サイト:ハマヤ

● 公式サイト:ネスレ日本

● 公式サイト:スターバックス

総評

  • ナッツのようなまろやかなコクと厚み
  • 現代的な珈琲
  • アラビカ種100%、豆クオリティは高い
  • 外部委託によるコスト高
  • 65円/10g超えは、さすがに高い
  • ブランド代をどこまで許容するかは、飲む人による

スターバックス ハウスブレンド

スターバックス ハウスブレンドの印象


「ローストが深いが、それだけではない」というのが特徴。
ただ深いだけでなく、ナッツのようなまろやかなコクと厚みがある。

いわゆる現代的なコーヒーとも言える。
(昭和の時代は、このようなトフィー、ナッツ、ココア的な要素を兼ね備えたコーヒーは、あまり提供されることが無かった)

安いコーヒーは豆そのもののクオリティが低いため、いたずらにローストを深くすると、炭っぽさが増してしまい、ネガティブに働いてしまう。
言い換えると、ローストを強くすることに、豆が耐えられない。

このコーヒーは、豆そのもののクオリティがしっかりしているのだろう、ローストの深さに対し、しっかりと豆が応えている(実際にアラビカ種100%とある)

このハウスブレンドの前に飲んでいたのは、キーコーヒーのトアルコトラジャであった。
あの、蝶よ花よと軽やかに舞うような感覚を、直前まで味わっていたせいか、このハウスブレンドを飲むと、地に足が付いたというか、地に根の生えた太い切り株のような印象を受ける。
(悪い言い方をすると、地面に縛り付けられているようにも感じる)

スターバックス ハウスブレンド

実に、わかりやすい味だ。
ラーメンで例えれば、ニンニクと背脂をガツンと効かせ、若者に受ける味に仕立てたラーメンだ。
(繊細で透き通ったスープの中華そばではないし、繊細な出汁の旨味で勝負する塩ラーメンでもない)

こういったテイストが好きな人には良いと思う。なにしろ一世を風靡しているスターバックスなのだ。
セブンイレブンのコンビニコーヒーも、クオリティは一段落ちるものの、おおよそこの手の味バランスに寄せようとしている印象を受ける。

砂糖とクリームをたっぷり入れても味が負けないし、そのままブラックで飲めば独特の強さと深みが印象を残す。
現代的なコーヒーとして、好まれやすい要素を兼ね備えているのだろう。
(ただ、個人的にはトアルコトラジャの味バランスの方が好みである)

高価格帯のコーヒーとして、一定のクオリティがあり、味わいはしっかりしている。
後は好みの問題であり、決して高いとは言えないコストパフォーマンスを、どこまで許容するかとなる。

小川珈琲やイノダコーヒの主要商品の価格帯が、30円台/10gであり、
トラルコトラジャでさえ約51.4円/10gであることを考慮すると、
この、スターバックス・ハウスブレンドの60円/10gを超える価格は、さすがに高いと言わざるを得ない。
(味を確かめるために買ってはみたものの、ここまで高いと流石に再度買おうという気にはならない)

後記:
毎日飲んでいると、なぜだか新鮮さが薄れる印象。価格としては高い部類に入るコーヒーなのだが、飲んでいるうちに「ごく普通」に感じてしまう。

「飲む度に感じられる素晴らしい感動」といった感覚に乏しい(なぜだろう)


スターバックス ハウスブレンド

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