雨樋(軒とい)の破損状況
我が家の
雨どいが、老朽化によって壊れてしまいました
早急に修理が必要な状態ですが、業者に頼むと費用もかなりかかるでしょう
修理費用を浮かせるために、資材を入手し、自分で修理することにしました
※ このページは、素人がDIYで雨どいの修理・交換を行った記録です
業者には依頼せず、必用資材はホームセンター等で購入したため、修理費用は部品代しかかかっていません
素人作業ですので、分かりにくいところもあるかと思いますが、自分でやってみようという方は、参考程度に見てやって下さい
費用合計と内訳は、使用した資材と費用 のページ末尾に、一覧表にしてまとめています
役に立った道具や、実際に使用した工具については、こちらのページ にまとめています

最終的には、このように雨どいを付け替えることができました
(完成一歩手前の、軒といを固定する前の状態です)
雨樋(軒とい)の金具が錆で折損、固定が外れて宙ぶらりん
雨どい
補修テープ
修理の前に破損状況をよく確認します。(交換が必要な部材をリストアップするため)
上の画像のように、
雨樋の固定が外れ、宙ぶらりんの状態になっていました
雨樋は、金属製のステーで軒の木材に固定されていましたが、長年の雨風によってステー自体が錆びて痩せ、折れて無くなっているものが多数ありました。
両端の集水器付近には、まだ折れずに残っているステーもいくつかありましたが、かなり細くなってきており、強度が落ちているのは明らかでした
現状で雨樋の役目を果たしていませんので、補修が必要なのはもちろんですが、台風が来る前になんとかしないと、強風に耐えられそうにありません
中途半端に固定された状態で、強風の揺さぶりが加わると、風をはらんで縦樋もろとも破断して落下する可能性があります
● なぜここまで気づかなかったのか?
雨樋の不具合にもっと早く気付けばよかったのですが、この部分は家の裏側にあたるため、日常的に目にする機会がほとんどなく、発見が遅れてしまいました
改めて、瓦の状態や軒先、雨樋の取り付け具合など、半年に一回くらいは目視確認せねばと反省しております
● ご注意下さい
個人的には自動車などのDIY整備はできる方ですが、家まわりに関してはそれほど経験がありません(あくまでも参考に留めて下さい)
また、日曜大工やDIY修理は、個人個人のレベルが多種多様です
DIY修理をするかしないかは、慎重に判断して下さい(できるかどうか、迷うようなら業者に頼んだ方が賢明です)
雨樋の修理は高所作業になります。地上では簡単な作業でも、脚立の上では難易度が高くなります。また、転落事故を起こすと大怪我に繋がります
安易に真似をしないで下さい。自分で作業する場合は、安全に配慮の上慎重に行って下さい

雨どい各部の名称です
あまりなじみのない名称ですが、このあと各ページで登場しますので、掲載しておきます
雨樋ステー(取付金具)の破損状態
雨どい
ネット
雨樋金具(支持ステー)の状態です
積年の錆により、鉄製の雨樋ステーが肉痩せし、細くなっています
細くなりすぎた部分は、雨樋の重みに耐えきれず、折損して先端部分が消失しています
耐用年数を超えているようで、完全に寿命です
最初は、
「ダメになった金具だけ交換しよう」と、甘いことを考えていましたが、どう見ても「すべての金具がダメ」です
雨どいステーは、全数を新品に交換することにしました
軒といの交換(全交換、それとも部分交換?)
脚立
雨どい金具については、全数を交換と決まりました
次は、
「軒とい」をどうするかです
今回のパターンですと、2通りの修理方法があります(正直、どちらにするか迷いました)
1.軒といを、全交換する
2.軒といの、中央部分のみを交換する(変形部分のみを切り落としてすげ替える)
「1」の「
全交換修理」は、軒といがすべて新しくなりますので、長期的な耐久性を考慮すると、こちらのほうが良いでしょう。しかし、
軒といを14m分用意する必要があり、修理資材費が高額になってしまいます(それでも資材費だけですので、業者に依頼するよりはかなり安くあがります)
また、
集水部分の穴開けや、「
呼びとい」や「
縦とい」との接続もやり直す必用があり、手数もかかります
これに対して「2」の「
部分交換修理」は、
軒といの必用部分のみを交換しますので、修理費用が最小限で済みます。集水器周辺の加工も、既存のものをそのまま流用できますので、作業の省力化にもつながります
施工後の耐久性と安心度を取るか、費用と省力化を優先させるか、悩ましいところです
最終的に、「1」の「軒とい全交換」を選択しました
トータルの修理内容は、軒とい全交換 + 軒とい金具ステー全交換、という形になりました
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雨どい修理の資材と費用