キーコーヒー グランドテイスト 甘い香りのモカブレンド - 月寅次郎のコーヒーレビュー

最終更新日: 作者:月寅次郎

キーコーヒー グランドテイスト 甘い香りのモカブレンド
(内容量300gの頃のパッケージ画像です。現在は280g入に変更)

コーヒー豆の詳細

  • 分類:レギュラーコーヒー(粉)
  • 内容量:280g(以前は300g)
  • 実売価格:430円(2023年12月調査・税込)
  • 豆(原産地):エチオピア、ブラジル他
  • 製造者:キーコーヒー
  • 1煎り方:やや深煎り
  • コピー:モカの甘い香りを存分に引き出した、やわらかな味わいのモカブレンド
  • 10gあたり実売価格:約15.4円
購入履歴:2022年10月 646円(税込)300g 約21.5円/10g
購入店及び、価格調査の場所:地元スーパー


総評

  • 安くてもそれなりに楽しめる安定感
  • 良い意味で個性が無く、嫌らしさがない
  • スコスコ飲めるプレーンな感じ
  • 高くて美味いはあたりまえ、低価格帯でこそ差が出てしまう
  • キーコーヒーの企業としての強さを感じさせる商品
  • 低価格帯モカブレンドの中では一押し

キーコーヒー グランドテイスト 甘い香りのモカブレンド

キーコーヒー グランドテイスト 甘い香りのモカブレンドの印象

普通のモカブレンド、だが、そこがいい。
あまりにノーマル、スタンダード。
安いレギュラーコーヒーの定番の一つ

違和感なく、スコスコ飲める。
書くことが無いくらい。

なんだかんだ言って、このクオリティをこの価格で実現できるのは素晴らしい。
低価格帯の300g入りのコーヒーの中では、最も好き。

※ 低価格帯コーヒーの容量は、長らく300g入パックが主流であったが、その後280gへと変更された。

これは、2022年初頭に始まったロシアのウクライナ侵攻に端を発した、様々な物資の価格上昇の影響を受けている。

キーコーヒーは、いまだ280gのままで踏ん張っているが、300g → 280g → 240gにしたメーカーもある(どことは言わないが)

モカブレンド再登場!

パッケージに『モカブレンド再登場』との表示があるが、これは2021年終盤のエチオピア政情不安により、モカ豆が供給不足に陥ったことによるもの。

この時は、日本のコーヒー市場からモカブレンドが消えてしまった。

UCCはその後、低価格帯のモカブレンドを辞め、リッチブレンドとしてベトナム豆主体のコーヒーに切り替えた。

一方キーコーヒーは見事に復活させた。
このあたりの違いは対象的ですらある。

キーコーヒー グランドテイスト 甘い香りのモカブレンド

このコーヒーから想起されるイメージ

東証一部に上場している大手の会社の受付嬢
アウトソーシングの派遣で来ているのではなく、そこは人事部がこだわって、きちんと研修を受けた正社員を置いている。

言葉遣いや応対もしっかりしていて、一見きれいな人だという印象を持つものの、帰社して営業報告書を書いていると、どんな顔だったか思い出せない。
良い意味で無個性(でも、とってもいい人)

キーコーヒー グランドテイスト 甘い香りのモカブレンド

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