UCC ゴールドスペシャルプレミアム フローラルダンス - 月寅次郎のコーヒーレビュー

最終更新日: 作者:月寅次郎

UCC ゴールドスペシャルプレミアム フローラルダンス

コーヒー豆の詳細

  • 分類:レギュラーコーヒー(粉)
  • 内容量:150g
  • 実売価格:537円(2024年01月調査・税込)
  • 豆(原産地):ザンビア、インドネシア
  • 製造者:UCC上島珈琲
  • コピー:スイートブーケのような華やかさ
  • 10gあたり実売価格:約35.8円
購入履歴:2023年09月 580円(税込)150g 約38.6円/10g
購入店及び、価格調査の場所:地元ドラッグストア


総評

  • 確かに酸っぱい。
  • コーヒー本来の酸味とはいささか傾向が異なる
  • 独特の渋み感
  • 演出感多め
  • コーヒーは華の香りを楽しむものではない
  • すいません。これのどこが良いのか、自分には分かりましぇん

UCC ゴールドスペシャルプレミアム フローラルダンス

UCC ゴールドスペシャルプレミアム フローラルダンスの印象

二口飲んだところで、これはあまり好みではない、と感じた。

はっきり言ってしまうと、奇をてらった方向が感じられ、コーヒーの王道・本道からずれている印象が拭えない。


最も問題に感じるのは後味だ。

商品パッケージの説明には「後口にはアプリコットのような調和の取れた甘酸っぱさが楽しめます」とある。これは確かにその通りではある。

ただ、その酸味は「アプリコット果肉の甘酸っぱさ」ではなく、「アプリコットの皮の酸っぱさ」でしかない。
スモモを皮ごと齧った時の、あの独特の酸っぱみ感があるのだ。

これはコーヒー本来の酸味とは少し異なっており、単に「酸っぱい感じ」でしかない。

良質なコーヒーの酸味というものは、舌の両脇をホロホロと心地よく刺激してくれるものだが、これは舌先にぐぐいと迫ってくる。さらに、独特の渋み感も伴っている。

冒頭に、「少し飲んだだけで、好みに合わないと感じた」と書いたが、
さらに言うと、2杯飲み切った時点で、「もう一度買うことは無いだろうな」とも思った。

決してクオリティが低いわけでもないのに、ここまで好みに合わないコーヒーも珍しい。

あまりに評価が低いので、補足します

UCC ゴールドスペシャルプレミアム フローラルダンス

前述の酸っぱみに関しては、判りやすいように少々強調して書いています。

これは個人の好みの問題ですので、わたしには合わなかったとしても、このコーヒーを好きな人もいるはずです。

ブーケを思わせる華やかなコーヒーがお好みの方には、ピッタリでしょう。

ですので、わたしが「好みでない」と書いたとしても、それを鵜呑みにしないでください。
これはあくまでも「わたしの好み」でしかなく、これを読んでいるあなたの好みとは真逆の可能性さえあるのです。

ネット上のレビューを鵜呑みにし、自分の経験と判断を捨ててしまう人に、成長はありません。
たとえそれが好みに合わないコーヒーだったとしても、一度は飲んでみることが、非常に重要なのです。

自分の舌で味わった上で、このコーヒーのどこが好みでないのかを、はっきりと自分の言葉で表現できるようになれば、逆に、好みのコーヒーも明確になると言うものです。


さらに補足
決して、コーヒーとして美味しくないわけではありません。

UCCの「SPECIAL PREMIUM」は、4種類のラインナップが揃っています。
4種類もある中で、わざわざ好みではないものを、選んで飲む必要はない。ということです。

一定のクオリティは確保されているので、好みに合うようであれば、逆にとても美味しいコーヒーともなり得るはずです。
個人的には、演出感過多な部分がどうしても舌に合わず、愉しむことができませんでしたが…。

UCC ゴールドスペシャルプレミアム フローラルダンス

このコーヒーから想起されるイメージ

365日、朝から晩までタカラヅカのコスプレ衣装で生活している人(しかも、なりきり)

衣装もメイクも、バチバチに決めた状態でしか出歩かないため、地元の有名人でもある。

ご近所の話によると、家の中でもそうらしい。
真偽は不明だが、寝る時も付けまつ毛を外さないという噂もある。

他人として、遠くからたまに見かける分には、好意的な目で見られるものだが、一緒に生活する分には、いろいろと辛い。


夜になると、家の中から…、
「宅配便の人の前では、踊らないで!」

「ねえ、どうして、歌いながらでしか喋れないの?」

「踊りながら味噌汁を注いじゃダメ、こ、こぼれてる!」

 …と、声が聞こえてくることも。

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