UCC ゴールドスペシャルプレミアム フルーティウエーブ - 月寅次郎のコーヒーレビュー

最終更新日: 作者:月寅次郎

UCC ゴールドスペシャルプレミアム フルーティウエーブ

コーヒー豆の詳細

  • 分類:レギュラーコーヒー(粉)
  • 内容量:150g
  • 実売価格:537円(2024年01月調査・税込)
  • 豆(原産地):ブラジル、インドネシア
  • 製造者:UCC上島珈琲
  • コピー:完熟ベリーのような余韻のある甘さ
  • 10gあたり実売価格:約35.8円
購入履歴:2023年08月 580円(税込)150g 約38.6円/10g
購入店及び、価格調査の場所:地元ドラッグストア


総評

  • 一定のクオリティは確保、充分に楽しめる
  • 苦味は上品、酸味は控えめ
  • 粉っぽいザラつき感、薄い渋みはマイナス点
  • コク、厚み、まったり感も、それなりに乗っている
  • あとは価格がもう少し安ければ…

UCC ゴールドスペシャルプレミアム フルーティウエーブ

UCC ゴールドスペシャルプレミアム とは?

ゴールド・スペシャル・プレミアム」は、2022年9月より販売された、UCC上島珈琲の新ブランド(レギュラーコーヒー4種)

ゴールドに、スペシャルとプレミアムが加わって、『ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲』のような言い回しになっているのは触れないでおこう。

パッケージは、4色の抑えた色使いで、おしゃれ感を演出している。

4種の内訳は、「フローラルダンス」「フルーティウェーブ」「ナッツビート」「チョコレートムード」となっている。

この中から、最初にフルーティウェーブを飲んでみた。

UCC ゴールドスペシャルプレミアム フルーティウエーブの印象

UCC ゴールドスペシャルプレミアム フルーティウエーブ

UCCということで、あまり期待せずに飲んでみたが、確かにフルーティーといえばフルーティ。
ベリーのような甘さというのも判らないではない。

一定のクオリティは確保されており、充分に楽しめる。

さすがは「ゴールドスペシャルプレミアム!」
苦味は上品、酸味は控えめだが、あるにはある。

ただ、わずかではあるものの、粉っぽいザラつきを感じる。さらに、舌先に薄く渋みがまとわりつく。この点はネガティブなポイントだ。
ちなみに、この後に飲んだフローラルダンスも、同様に渋みを感じた。

コク感・厚み感・まったり感もそれなりに乗っている
このコク感がしつこく嫌らしくなければ、長く愛飲できると思うのだが、今のところ当落線上にあって何とも言えない。

コーヒーの厚み感やまったり感というものは、「他のコーヒーとは違う、何か特別な感じ」を演出するには効果的に働くものだ。
その一方で、そこに押し付けがましさが内包されていると、毎日飲み続けるうちに、徐々に嫌らしさとなって現れてくることもある(※ 後述の通り)

ちなみに、そう感じたのはイノダコーヒーのモカブレンドと、スターバックスのハウスブレンド

イノダ(モカ)に関しては、初めて口にした時は、「なんて美味しいんだ」と思ったものだが、2パック(180g x 2袋)飲みきった時点で、少々少食気味に感じ、ネガティブな印象となった。

スターバックスに関しては、ネガティブな印象を受けることはなかったものの、徐々に新鮮さが薄れ、なぜだかごく普通に感じられるようになってしまった。 この2つは、傾向は異なるものの、どちらもまったりした感じがあり、そういう厚みを感じさせるコーヒーが好きな方には、おすすめのコーヒーだ(ちなみに、個人的にはそれほど好きではない)

● 関連ページ:京都イノダコーヒ モカブレンド

● 関連ページ:スターバックス ハウスブレンド

この印象の変化に関しては、飲み続けてみなければ、何とも言えない部分がある。

一杯だけ飲んで、いとも簡単にレビューを書くというのは、コーヒーマニアを自認する人でも散見されるようだが、できることなら、2週間ほど毎日飲み続けてから判断したいところ。

料理の世界でも言えることだが、たまに食べる分には美味しく感じるものの、毎日食べるには味付け的に「ちょっとしんどい」というのは、よくあるものだ。

個人的には、一袋飲み切ってからでないと、何とも言えないと考えている。
このコーヒーも、一袋150gを飲み切る終盤のあたりで、印象がどう変化するか見てみたい。
(ちなみに、月寅次郎のコーヒーレビューは、原則として、一袋以上を飲み切った状態で上梓しています(店舗等で提供されるコーヒーを除く))

UCC ゴールドスペシャルプレミアム フルーティウエーブ


追記:一袋飲みきった時点では、大きな印象の変化はなかった。

それなりに美味しい。
まったり感が良質で、嫌らしさも少ない。
これ見よがしな演出感が少なかったのが、良い方向に働いたと思われる。

ただ、グラム単価で考えた場合、小川珈琲よりも少々高い。
それなら小川珈琲の方が良いではないかと考えてしまう。

小川珈琲は小規模スーパーには置いてないこともあるので、そういう場合に仕方なくこれに手を伸ばす。…というのは、あるかもしれない。

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