キーコーヒー プレステージクラス モカブレンド(真空パック) - 月寅次郎のコーヒーレビュー

最終更新日: 作者:月寅次郎

キーコーヒー プレステージクラス モカブレンド(真空パック)

この商品は、製造終了品です。

現行商品は、キーコーヒー DOORS+ モカブレンド(180g入)にリニューアルされています。

リニューアル内容は、価格の上昇、内容量の減少、パッケージデザイン変更、商品名称の変更であり、使用豆等の商品の中身については、これといった大きな変更は無いもようです。

コーヒー豆の詳細

  • 分類:レギュラーコーヒー(粉)
  • 内容量:200g (現行商品のDOORS+に変更後は、180gに減量)
  • 購入価格:430円(2022年7月購入・税込)
  • 豆(原産地):エチオピア、ブラジル
  • 製造者:キーコーヒー
  • コピー:甘い香りとやわらかな口当たり
  • 10gあたり実売価格:約21.5円
購入履歴:2022年07月 430円(税込・特売)200g 約21.5円/10g
購入店:地元スーパー


総評

  • 低価格帯のモカブレンドとしては優秀な部類
  • 豆量をドカッと多めにすると、そこそこ楽しめる
  • 安定のキーコーヒー。気軽に飲めるモカブレンド
  • 高くて美味いはあたりまえ。低価格帯だからこそメーカーの真価が問われる(合格点)

キーコーヒー プレステージクラス モカブレンド(真空パック)

キーコーヒー プレステージクラス モカブレンド(真空パック)の印象

キーコーヒー プレステージクラス モカブレンド(真空パック)

味、香り、コク、キレなど、様々な要素が薄い感じがするが、200g400円の豆なので、これはこれで値段的に妥当。

高価格帯の「イノダコーヒー」や「小川珈琲」とは比べるべくもないが、スッキリした細身の印象で、特段の悪い要素は感じられない。

…と思ったものの、豆量をドカッと多めにして淹れると、そこそこ美味い。

口に入れた瞬間はさしたる印象は無く、個性が薄めに感じるものの、舌の両側に爽やかな酸味が遅れてやってくる。
これはこれで悪くはない。

100gあたり約200円という価格を加味すると、コスパ的にも優秀だと言えよう。

酸味で飲むコーヒーと言ってよく、小川珈琲のような「シャープで上品な苦味」は感じられない。またイノダコーヒーのような「コクの深さとまったり感」も、無い。
だがこれはこれで、価格の高くない気軽に買えるモカ・ブレンドとしては、バランスも整っており、良いと思う。
まごうことなき、キーコーヒーの味だ。

キーコーヒーは、大手の中では好きなブランドで、一時期ずっと「グランドテイスト 甘い香りのモカブレンド」を買っていた。(ウクライナ戦争開始頃からなぜか品薄となり、一時期棚から消えて買えなかった時期がある)

このVPプレテージも、グランドテイストと基本的に同傾向の味で、キーコーヒーのモカブレンドらしく、酸味が生きている印象がある。

高い豆ではないのでそれなりといえばそれなりだが、量を飲む人、積極的に砂糖やミルクを使う人には、良い妥協点となるだろう。

追記

キーコーヒー プレステージクラス モカブレンド(真空パック)

飲み進んで、残り少ない終盤間際となると、酸化が進んだのか、酸味にエグみが入ってきた感がある。
豆をやや多めにすると良いと書いたが、ついついいつもの習慣で、通常量で淹れてしまう事が多く、「あ、ちょっとこれ薄いかも?」と感じることも多々あった。

真夏日が連続する季節に飲んだため、豆の劣化が早かった可能性も否定できない。(再検証したい)

この価格帯のレギュラーコーヒーしか飲まなければ、決してこのような印象は受けなかったと思うが、小川やイノダを味わってしまったがゆえの結果である。

一度あの味を覚えてしまうと、なかなかもとには戻れない。
「昔はこれで十分満足していたのになぁ」と、思うことしきりである。

薄味で一杯あたりの満足度が低いためか、ついつい2杯続けて飲むことが多かった。
低価格帯のレギュラーコーヒーだが、安くても飲む量が2倍になるのでは、あまり意味ないとも思う。
(筆者の場合、安いコーヒーは、ついつい倍の量を飲んでしまうことが判ってからは、主に高価格帯のコーヒーを飲むようになっています)

キーコーヒー プレステージクラス モカブレンド(真空パック)


このコーヒーから想起されるイメージ

細身のパンツスーツをすらりと着こなした、知的な司書官。

市川実日子さん、冨永愛さん。

キーコーヒー プレステージクラス モカブレンド(真空パック)

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