セラミック砥石の嘘 - 目次
- セラミック砥石の嘘 (ページ1)
- セラミック砥石、メーカー公式見解 (現在のページ)
- セラミック砥石、メリット・デメリット (ページ3)
書籍化のお知らせ
製造側の言い分も聞いてみよう
前ページでは、セラミック砥石という販促用語について忌憚のない意見を書きましたが、改めて、
メーカー側の言い分も確認する必要があると考え、『セラミック砥石』の表記のある砥石メーカー2社に、公式見解を尋ねてみました。
質問した内容は、以下のとおりです。
質問1:この砥石はセラミック砥石として販売されていますが、(焼成砥石ではなく)マグネシア砥石ではありませんか?
質問2:御社において
『セラミック砥石』とは何を指しますか?(定義が無い場合は、なぜセラミック砥石と呼称しているかを教えてください)
ナニワ研磨工業(超セラミックス砥石)
ナニワ研磨工業株式会社の回答
セラミック砥石の嘘
砥石メーカーが
明かしたくない事実
回答内容については、内容を非公開としています。
左の電子書籍「セラミック砥石の嘘」にて、全体を公開しています。
(表紙画像が表示されない場合は広告ブロッカーをOFFにしてみてください)
何というかその、ナニワ研磨工業は正直ですね。
「**
(非公開)**」と、言われると、反論のしようがなくて、「なるほど、そうなんですね」としか言えません。
興味深いのは、「**
(非公開)**」 という一言です。
言葉の裏側に、「
セラミック砥石という用語を使い出したのは、当社ではありません」と、暗に匂わせている感じがプンプンします。
この「他社様」が、「シャプトン」を指すのかどうかについては、コメントを避けたいと思いますが、普通に考えるとシャプトン社以外に該当する砥石メーカーが考えられません(個人的推測です)
※ 非公開箇所、及びその後の部分は、書籍版にてご覧ください。
シャプトン(刃の黒幕)
シャプトン株式会社の回答
回答内容については、内容を非公開としています。
シャプトンの回答は、実にそっけないですね。
前置き定型文の、「この度はお問い合わせ頂き…」や、文末の「ご確認のほど宜しく…」といった定型文を除くと、実質的な回答はこの2行だけでした。
もしかすると、
触れられたくない嫌な質問だったのかもしれません。
「もしかすると」とは書きましたが、どう考えてもそうなのでしょう。でなければ、公式サイトから「セラミック砥石」の文字を消したりはしません。
シャプトンの見解によると、…
これ以降は、拙著「セラミック砥石の嘘」にてご覧ください。
スエヒロ砥石
スエヒロ
黄華
#3000番 台付
黄華
#3000番 台なし
スエヒロ砥石の見解は、上記2社とは異なります。
「
セラミック砥石とは、焼成法で製造したビトリファイド砥石を指す」というのがスエヒロの見解です。
上の画像(右側の紙)は、スエヒロ砥石に付属の商品説明ですが、この説明書きには…
※本品は超微粒子の研磨剤を粘土質の結合剤を高温焼成して固めたセラミックス砥石です。
…との記載があり、
高温焼成して固めたものがセラミック砥石であるとの見解が読み取れます。
※ わざわざ質問しなくても、この説明書の記載だけで判りますので、スエヒロ砥石には質問はしていません。
マグネシアセメントで固めた砥石をセラミック砥石と称しているメーカーがある一方で、
焼成製造した砥石こそがセラミック砥石なのだと訴えるメーカもあるわけです。
セラミック砥石のメリットとデメリットについては
次ページの、セラミック砥石のメリット・デメリットで説明しています(そちらでご覧ください)
追記:当コンテンツの書籍化にともない、部分的な公開にしています。
月寅次郎が使っている砥石
わたしが使っている砥石の一覧ページです