プロクソンのミニルーター(長年愛用の電動工具)
包丁やナイフをカスタムする際、よく使っているのが、このプロクソンのミニルーターです。
仕事としてナイフ製作に携わる場合は、
両頭グラインダーや
ベルトサンダー、
ボール盤など、各種の大型機材が必要になりますが、個人DIYで削ったり磨いたりする程度であれば、この
ミニルーター一本でも充分でしょう。
(実際わたしもミニルーター以外では、電動ドリルと、円盤型の電動刃物研ぎ機くらいしか使っていません)
このページでは、プロクソン ミニルーターの機種別比較、プロクソンのどこがおすすめなのか?
…などを紹介します。
※ ルーターの使い方については次のページ、実際の使用事例は次の次のページをご覧ください。
(下記目次から移動できます)
プロクソン ミニルーターの比較
おすすめは「No.28400」 トルクがあってタフ
わたしが使っているのは、「
No.28400」というモデルです。
消費電力50Wの、
強力タイプのミニルーターという位置づけです。
購入したのは2005年あたりだと思いますので、かなり長いこと使っていますが、一度も不具合やトラブルも無く使えています。
● ミニルーターの選び方
消費電力が少ないとその分モーターサイズが小さくなり、
トルクも弱くなってしまいます(重量は軽くなります)
個人的には、この頑丈でトルクフルな「No.28400」が好きですが、ガラス彫刻など、パワー(トルク)がそれほど必要なく、軽さが優先される場合はMo.28525(35W/260g)、もしくは更に軽量なNo.26800(15W/160g)でも良いかとは思います。
ただはっきり言ってしまうと、
重量があって消費電力の大きなモデルの方が、余裕を持って作られているので、
耐久性があって壊れにくいです。
どちらか迷った場合は、トルクが豊富でパワー的にも余裕のある、消費電力の大きなモデルを選ぶと良いと思います。
そちらの方が、使用可能なドリルチャック径の幅も広がります。
(定格使用時間は各モデルとも15分に設定されており、基本的に同じです)
軽自動車よりも排気量の大きな乗用車の方が、パワーやトルクが豊富で、急坂でも速度を落とさずに走ることができますが、それと同じことです。
トルクに余裕があると、研磨する際に強い力で押し付けても、回転スピードが微動だにしません(トルクが低いと、速度が落ちたり止まったりします)
ただ、繊細な彫刻などに使う場合は、あまり
大型の製品だと『ペン持ち』ができずに困る場合もあります。そういう用途であれば、No.26800のようなローパワーで軽い製品の方がおすすめです。
磨いたり削ったりする対象物の素材や大きさによって、最適なミニルーターは変わってきますが、迷った場合には、より消費電力の大きな方を選んでおけば大丈夫。トルク不足で困ることを避けられます。
プロクソン ミニルーター スペック比較表
当ページに掲載のミニルーターは、No.28400です
(筆者使用モデル)
プロクソン、おすすめの理由
個人的には、プロクソンというメーカーに大きなこだわりがあるわけではありません。
リョービや
マキタのミニルーターも、遜色ないレベルに達しています(充分使えます)
ただ、それでもわたしがプロクソンを気に入っている理由は2つありまして、まず…
「
ミニルーターといえば、プロクソン」という定評。そしてさらに
「
製品の外装色が上品で、ダサくない」からです。
プロクソンの製品は、
深緑色とマスタードカラーを組み合わせた、おしゃれなツートンカラーが特徴です。
電動工具としては珍しく、
品のある外装色となっており、決して安物工具には見えません。
それなりに高級感のあるところが、好きなポイントの一つです。
製品としての耐久性も充分で、わたしの個体は購入後20年近く経っていますが、これだけ使いこんでも特に不具合も出ず、今でもしっかり活躍してくれています。
さすがに近年では、ブラシのキュルキュル音が鳴ることもあったりしますが、モーターのブラシは消耗品として交換するのが常ですので、これは致し方ないでしょう。
これだけ使い倒したのですから、もう充分元は取ったと言って良いのではないかと思います。
プロクソン ミニルーター を見てみよう
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