インナーシリンダーの取り外し(裏技編)
ここで言う「
裏技」とは、一旦取り外した
アウターシリンダーを、スライディングハンマーのように使う方法です
座面を取り外すことなく作業が可能ですので、これで抜ければ、かなりの省力化になります
固着が弱ければ、これで抜ける場合もありますので、先にこの「裏技」を試してみて、外れないようであれば「正攻法」で望むというのも一つの方法です
注意:この方法は正攻法のやり方ではなく、あくまでも「裏技」です
このやりかたを、全面的かつ積極的におすすめすることはできません
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低ガス圧シリンダー
「
これで抜ければラッキー!」くらいの気持ちで試して見てください
アウターシリンダーと固定クリップの噛み合わせ強度が充分でなければ、すっぽ抜ける可能性があります
そもそもアウターシリンダーはスライディングハンマーでは無いのですから、設計時に考慮された正しい方法ではないことを理解した上で、作業に当たる必要があります
実際にやるかやらないかは、自分の考えで判断してください
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アウターシリンダーをフリー状態で取り付ける
脚から叩き出したアウターシリンダを使用します
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ピストンロッドが伸長状態であることを確認します
縮んでいる場合は、椅子のレバーを操作して最大伸長の状態にします
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インナーシリンダーにアウターシリンダーを被せ、底部の穴にロッドを通します
(この際、ピストンロッドに付けられていたベアリングと内側のワッシャーは装着しません)
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底部(外側)に付いていたワッシャーと固定クリップを装着します
このように装着すると、アウターシリンダーがロッドに沿って自由に動くようになります
勢いを付けてアウターシリンダを引き抜くように動かすと、ワッシャーが抜け止めとなり、(ある程度の)衝撃を与えることができます
インナーシリンダーを引き抜く
勢いを付けてアウターシリンダを引き抜くように動かし、ガツンと衝撃を与えてインナーシリンダーを叩き抜きます
固着が弱ければ、このやり方で抜ける可能性があります

画像は、引き抜いたシリンダです(分離した状態)
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