バッテリーの装着
ここからはバッテリーの装着、そして組み立ての工程に入ります。
分解の工程を経て、スマートウォッチの構造が、おおよそ判りました。
この後は、組み立てるだけなので気が楽ですが、気を抜かずに、慎重に作業しましょう。
慣れてきて油断が出ると、失敗につながります。
バッテリーの現物と、スペックの確認
今回購入した新バッテリーです。
AliExpressで購入したKiKiss製のバッテリーです。
バッテリーの他に、工具類と固定用テープが同梱されていました。
(今回、この付属工具は全く使用していません)
このバッテリーは、正直おすすめしません。
後で詳細を明かしますが、純正バッテリーと同容量のvivoactive3互換バッテリーを購入した方が良いです。
右側が、Garmin vivoactive3に装着されていた、純正バッテリーです。
品番:361-00108-00
電圧:3.85V
容量:160mAh
電力量:0.6Wh
種類:Li-ion(リチウムイオン充電池)
左側が、新バッテリー(Kikiss製)
電圧:3.8V
容量:450mAh ※
電力量:不明
種類:Li-Po(リチウムポリマー充電池)
新旧2つのバッテリーを横に並べているのは、バッテリーサイズ、リード線の長さ、端子形状などを確認しています。
互換バッテリーとして販売されてはいましたが、微妙なサイズ違いなどがあるやもしれません。
ここも、よく見て、よく確認します。
リード線の長さが大幅に異なるのは、一つのマイナスポイントですが、この程度であれば、曲げて押し込めば、なんとかなるのではないかと判断し、次に進みます。
(実際は収まりが悪く、後述のように一度やり直しています)
※ Kikissの公称値として、容量450mAhの記載がありましたが、実に怪しいです。
同容積で約2.8倍のエネルギー密度というのは、物理的にあり得ないからです。
(あまりに嘘くさいので、興味半分、人柱半分で購入してみました)
交換後にバッテリーの持ちを検証してみましたが、これがなかなかの代物で、互換バッテリーとはいい難い、不安定な動作を示しました。
(検証の様子は、下のリンクで紹介しています)
● 関連ページ:バッテリー持ちの検証
それではこれより、バッテリーの装着と、組み立てに入ります。
※ 画像はありませんが、純正バッテリーを固定していた両面テープは、この段階で剥がしています。
バッテリー端子の装着
バッテリー端子を装着します。
PUSHの表示のある箇所を、上から押し込んで嵌めます。
バッテリー固定位置の確認
バッテリーの位置とリード線の取り回しを確認します。
(まだ、固定用両面テープは貼っていません)
リード線の長さに余剰があり、取り回しが冗長になっています。
少々邪魔ですが、隙間に押し込んで収めたいと思います。
(これが、後で裏目に出ました)
バッテリーの接着と固定
これは、
バッテリー固定用として同梱されていた両面テープです。
テープは2本あり、テープのサイズがバッテリーに対して大きすぎます。
なぜこのようなサイズ違いが起こるかというと、スマートフォンのバッテリー固定用テープを流用しているためです。
スマートウォッチに使うには、いささかサイズが大きすぎるので、適当な大きさにカットして使用します。
引っ張ることで固定が外れるという特殊なテープですが、本来の使用法については、下のリンク先で説明しています。
テープをカットして、サイズ合わせをしているところです。
テープを貼りました。
バッテリーの固定に、必要かつ充分な面積があれば、それで構いません。
(全面に貼る必要はありません。そこまでの固定強度は必要ないと判断しました)
テープ保護紙を剥がします。
バッテリーを貼り付けました。
これで、
バッテリーの接着と固定は完了です。
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