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「バーベキューコンロ」と「焚き火台」の選び方

最終更新日: 作者:月寅次郎
バーベキューコンロ

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バーベキューコンロの解説

バーベキューコンロの選び方についてです
重要なのは、「自分が何をしたいのか?」を、はっきりとさせることです

バーベキューだけで良いのか、焚き火もしたいのか、で最適な製品が全く違うものになってきます

ユニフレーム 薪グリル(ラージ)- UNIFLAME

ユニフレーム 薪グリル

UNIFLAME
薪グリル ラージ

画像のバーべキューコンロは、ユニフレームの薪グリル(ラージ)です (実売価格は左に表示されます。出ない場合はアドブロッカーをOFFにすると表示されます)

焚き火台兼用型のBBQコンロですが、これがなかなかの優れものです
手前側に開口部があるため、薪や炭の移動・追加などがやりやすく、焼き網の上に肉を乗せたままの状態で、火力調整を自由自在に行えます

炭を一箇所に寄せてスポット的に火力を上げたり、炭をばらけさせて火の当たりを均一にするなどの調整も容易です

廉価タイプの箱型バーベキューグリルの場合は、炭にアクセスする際に焼き網を持ち上げる必要がありますが、側面開放型のこのグリルは、その必要がありません。積極的に火を操って焼き具合を調整することが可能です

作りもしっかりしているため、今回のように大型の塊肉をドーンと乗せてもびくともしません
公称で「耐荷重(分散)20kg」とされていますので、重量のあるダッチオーブンや大型スキレットも安心して使えます

● メーカー公式ページはこちら→ UNIFLAME 薪グリル ラージ

ユニフレーム 薪グリル

この薪グリルは、焚き火台としての機能も優れています

上の画像は、バーベキューが終えて焼き網を外し、焚き火に切り替えたところです
背面板が反射材の役割を果たし、焚き火の輻射熱を前面に放射してくれます

秋から冬、そして春にかけての肌寒いシーズンなど、焚き火で積極的に暖を取りたい場合には非常に有効に働きます

逆ピラミッド型の焚き火台とは異なり、横長タイプですので、かなり長めの薪でも切らずにそのまま焚べることができます
また、燃焼面が横方向に長いですので炎が比較的大きく見えます。このため見た目にも映え、写真写りが良いのもポイントです

見て判る通り、「野外に据えた暖炉」といった風情があり、ゴージャスなキャンプを演出するのにはぴったりです

バーベキューコンロと焚き火台、どちらの機能も妥協したくない場合は、この薪グリル(ラージ)をおすすめします

暖炉形状のメリット

キャンプ・スペアリブバーベキュー

LIFTOFF
ロケットストーブ


BUNDOK
七輪

「薪グリルは三面が板で囲まれてるから、輪になって火を囲みにくいのでは?」と懸念される方もおられるかもしれません。ですが、心配には及びません

たしかに「背面板の裏側」に陣取ると、焚き火を眺めるのには向きませんが、そもそもこの手のコンロは風上側に開口部を向けるのがセオリーです

そうすると煙は裏側に抜けることになります。背面は煙が回るため、決して快適ではありません

焚き火というと、キャンプファイヤーを連想する方が多く、円になって火を囲むイメージかもしれませんが、 風下側は何をどうやっても煙が目に染みるのです
無風で煙が真上に登らないかぎり、いずれかの方角は煙に巻かれるため、居たくても居られません

ですので、無理に輪になって火を囲む必要はありません。
ユニフレームの薪グリルは「アウトドアで使える暖炉」だ、と思って、前面に陣取って使えば良いのです

補足:薪グリルは三面を金属板で覆われているため、輻射熱で燃焼エリアの温度が高まりやすいようになっています
このため、 コールマン ファイアーディスク のような平型の焚き火台に比べ、比較的煙が出にくい構造です

ちなみに、最も煙が出にくいのは、煙突効果と断熱構造を利用し、高い二次燃焼性能を持ったロケットストーブのたぐいです。(市販品の中には、煙突効果だけでロケットストーブを謳った製品も多いです)
珪藻土を切り出して焼いた昔ながらの七輪(しちりん)は、煙突効果は少なめですが、断熱構造は極めて優秀であり、こちらも高効率のコンロです(ただし、炎を楽しむのには向きません)

ユニフレーム(UNIFLAME)ファイアグリル

ユニフレーム ファイアグリル

UNIFLAME
ファイアグリル

こちらの製品も同一メーカー、ユニフレーム製で、名称は「ファイアグリル」です

使い勝手が良く、安定性と耐久性の高さが評価されて、人気の定番商品となっています
人気が高いあまり、複数メーカーから模倣品やコピー品が出るありさまです。
コピー品は正規品よりも安い価格設定になっていますが、オプションパーツのポットハンガーを使う場合などは、必ず本家本物のユニフレームを選択しましょう(確実に使用可能ですし、耐荷重や安定性の面でも安心して使えます)


このファイアグリルは、脚の強度が高く安定しているのが特徴で、かなりの重量物に耐えられます
火受け台の形状も良く考えられており、バーベキューグリルと焚き火台との性能を程よく両立させています

バーベキューに特化した廉価版コンロなどは、造りが華奢な製品も多いですが、これは頑丈で耐久性のある作りです。耐荷重が「薪グリル ラージ」と同じ20kgであることを考えれば、その凄さが判るというものです

使い勝手、安定性、耐久性などが高いバランスにあり、サマーシーズンだけでなく、年間を通してキャンプするようなヘビーユーザにもおすすめできるグリルです

「薪グリル ラージほどの大きさは必要ない」というソロキャンパーや少人数でのキャンプに最適です

● メーカー公式ページはこちら→ UNIFLAME ファイアグリル

snow peak「焚き火台」

snow peak 焚き火台

snow peak
焚き火台 L


snow peak
炭床Pro

比較対象として、スノーピークの焚き火台を取り上げたいと思いますが、こちらは四角錐を逆さまにした形状です

焚き火台としての性能を重視した結果、この形状になっています

逆ピラミッド型は、薪が燃えて短くなると自然にずり落ちて中央に集まりやすい構造です
こまめに薪を動かさずとも、火が中央に集まりやすく、燃え続けやすい構造になっています(よくできています)

ただ言い換えると、焚き火台としての使い勝手を重視しているため、バーベキューグリルとして使う場合は、様々な別売パーツを加えねばなりません(そういう点では、ユニフレームのファイアグリルの方が、一枚上手です)

炭床Pro(ロストル)やグリルブリッジ、焼き網などを買い足すと、バーベキューグリルとして申し分ないものにはなります
ですがそこまで揃えると、結果的に非常に高額になるのです。はっきり言うとコスパが悪すぎるのです
昔はそれほどでもなかったのですが、スノーピークはブランド化に注力しすぎて価格の高い製品が増えたように思います

敢えて苦言を呈するならば、四角錐の頂点に灰が貯まるため、後片付けの簡便さが今ひとつです
(底部が平面であれば、専用スコップを使わずとも ● メーカー公式ページはこちら→ snow peak 焚き火台 L

Coleman クールスパイダー プロ/L(バーベキュー特化型)

Coleman クールスパイダー プロ/L

コールマン
クールスパイダー
プロ/L

「ファミリーキャンプでのバーベキューコンロ」にこだわりたい場合は、コールマンのクールスパイダーもおすすめです

焚き火台としての機能を持たない「バーベキュー特化型」のコンロですが、専用品には専用品にしか出せない良さがあるというものです

まず、ロストルが「引き出し式」になっているため炭の継ぎ足しが楽です
さらに、焼き網の高さ調節が2本のレバーで簡単に操作でき、遠火・近火が自由自在です。焼き網ハンドルを使って、網を持ち上げる必要が無いのです
さすがはバーベキュー専用タイプです。焚き火台兼用型ですと、ここまでの使い勝手は出せません
肉から油が落ちて炎が上がる場合などは、一時的に焼き網を高して遠火にすると良いです

● メーカー公式ページはこちら→ クールスパイダープロ/L

バーベキューコンロと焚き火台の選び方(まとめ)

ユニフレーム 薪グリル

前述のユニフレームとスノーピーク、そしてこのコールマン、どれも優れた製品ですが、それぞれにコンセプトが異なります

バーベキューでの使い勝手を重視したい場合は、クールスパイダーのようなバーベキュー特化型を、
焚き火台としての性能を求める場合は、スノーピークのような逆ピラミッド型焚き火台を、
両方の性能をバランスよく求めたい場合は、台形形状のファイアグリルを選ぶと良いです

まずは、まず自分のやりたいことがバーベキューなのか焚き火なのか、それとも両方ともなのかをはっきりさせることです
ダッチオーブンやスキレットなどを使うか使わないかでも違ってきます
これらの鋳鉄製調理器具は重量物ですので、安定性に優れた頑丈なコンロを選択する必要があります

テント選びでも同様のことが言えますが、「自分が何をやりたいのか?」がはっきり定まっているのであれば、チョイスは自ずと狭まってきます

ダッチオーブンで丸鶏をローストしたいのか、燻製をして自家製ベーコンをソーセージを作るのか、一般的な「焼き肉バーベキュー」をしたいのか、そのあたりで選択肢が変わってきます

まずは、「自分のやりたいこと」と、「やる人数」をはっきりさせましょう!
そうすれば、最適なバーベキューコンロは自ずと決まってきます

サイズと人数について

ソロキャンプや少人数で楽しむ場合は「ファイアグリル」ぐらいのサイズで充分です

6人を超えるようなら「薪グリル ラージ」程度のサイズが欲しいところです
今回は10名以上の人数でしたので、「薪グリル ラージ」と「ファイアグリル」を併用しています

キャンプ・BBQ
キャンプ・バーベキュー


このページは、スペアリブ・バーベキューをした際の経験を元に作成しました
その時のキャンプの様子は、下記ページにてご覧ください

「ゴージャスキャンプ(橘香園)」 目次
  1. ゴージャスキャンプ(橘香園) (Page 1)

  2. ベルテント・タープ、サイトの状態 (Page 2)

  3. スペアリブ・バーベキュー (Page 3)

  4. キャンプ飯&ドリンク (Page 4)

  5. ナイトキャンプ (Page 5)

  6. こぼれ話 (Page 6)
キャプテンスタッグ
B6型スマートグリル

尾上製作所
フォールディングBBQコンロ