グランピング(Go Adventure Unlimited + 橘香園)
Go Adventure Unlimited さんの企画に乗って、ゴージャスなキャンプを楽しみました。いわゆる
グランピングです
( 場所は福岡県大牟田市、佐賀県や熊本県など九州圏内からもアクセス良好です )
当日の橘香園は、貸し切りのような状態でしたので、混みあったキャンプ場とは無縁の静けさ。
広大なスペースを贅沢に使い、豪華で快適この上ないキャンプとなりました
グランピングとは名ばかりの、常設テントが団地のように乱立する商業プランとは異なり、
利用時のみテントを設営して行う、アウトドア感を大切にした贅沢キャンプです
自然の奥深くに抱かれたアウトドアスペースとしては、九州でも指折りのロケーションでしょう
「ゴージャスキャンプ(橘香園)」 目次
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ゴージャスキャンプ(橘香園) (Page 1)
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ベルテント・タープ、サイトの状態 (Page 2)
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スペアリブ・バーベキュー (Page 3)
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キャンプ飯&ドリンク (Page 4)
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ナイトキャンプ (Page 5)
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こぼれ話(メンヒ撤退) (Page 6)
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バーベキューコンロと焚き火台の選び方 (Page 7)
橘香園について
橘香園(きっこうえん)さんは、福岡県大牟田市にある果樹園です
その歴史は古く、柳川藩主であった立花家の専用農園(みかん畑)として開墾されたという、由緒ある農園です
一目見るだけで、長年手をかけて丹念に整備されてきたことがわかります
この日は梅雨の合間、緑のなかで紫陽花が咲き誇っていました
今回は、この橘香園の場所をお借りして、ゴージャスキャンプとしゃれこみました
西洋に置き換えると、由緒正しい貴族の専用狩猟地でキャンプするようなものでしょうか?
なかなかできない、貴重な体験です
それにしても、広がりと奥行きのある景色はいいですね。
眺めているだけで、気持ちが静かになっていきます
オガワテント
グロッケ8
(4人用)
これだけ広々していると、心からリラックスできます
混みあったキャンプ場では隣との距離感が気になりますし、サイト同士の配慮が必要で、あまり気が休まりませんが、そういうものとは無縁の世界でした (知る人ぞ知る穴場、という感じです)
設備の整った環境でありながら、これだけ開放感のある場所というのも、珍しいでしょう
木々もまばらで、下草もきれいに刈り取られているため、
西洋ガーデン的な風情も、そこはかとなく漂っており、まるで庭園にいるような、そんな錯覚におちいります
場所としては農園なのではありますが、
わたしの中では「橘香園ガーデン」です
グランピングは、ゴージャス&リラックス
ということで、このゆったりした贅沢な環境で、グランピングを楽しむわけです
おしゃれ感を演出するあまり、テントにゴテゴテと装飾を施した商業的なグランピングも多いですが、ここ橘香園でのグランピングは、敢えて言うなら…、
「
ゆったりとした自然の中での、ハイソサエティ型グランピング」と言ってよいでしょう
snow peak
アメニティドーム
今回参加したプランは、食材を持ち込んで自分で調理するタイプです
業者側の受け持ちは、テント等のキャンプ機材全般の用意と設営、バーベキュー機材の準備、火おこし、炭の片付け等になります
自分で食材を用意するということは、
「ご飯やお酒が、原価で済む」ということです(
ココ重要!)
浮いたお金の分だけ、食材やお酒のグレードを極限まで高めることが可能です
どのくらい豪華な食事になったのかは、こちらの
バーベキュー(スペアリブ)と、
グランピングを彩る、フード&ドリンクにて解説しましたのでご覧ください
今回参加した皆さんにとっては、「いつものキャンプでやってる、普通のレベル」のようですが、普通の感覚からすると、かなり豪勢な方ではないかと思います
日常の喧騒を忘れて、ゆっくりしております
面積あたりの人数が少なく、ゆったりできるというのは、いいですね
コールマン
インフィニティチェア
広いスペースをフルに使って贅沢気分
テーブルも大きめの物を2台出してもらい、ゆったりと使いました
パラソルと大型チェア、ウッドデッキのおかげで、リゾート気分が高まります
持ち込み型の一般的なキャンプですと、ヘッドレスト付きでない布張りチェアや、「腰までタイプ」のHelinoxチェアを使うことが多いですが、ここでは、
ヘッドレスト付きのゆったりした大型チェアを用意して頂きました
白い生地の椅子は、キャンバス地を張って自作したとのことで、実に快適。うとうとしてしまった人も、ちらほらでした
テントやタープに限らず、チェアやパラソル類も、このサイズになると搬入・搬出がひと仕事です。自分で持ち込むのはあまり現実的ではありません
繰り返しになりますが、今回は、
設営・片付けのすべてを、Go Adventureさんにお任せしていますので、ひたすらのんびり・まったりさせていただきました
いいんでしょうか? いいんです! そういうプランなのです
喉にビールを流し込みながら、話が弾みます
参加した皆さん、満面の笑みなのであります
なにも言うことありません。ひたすら満足です
その他の画像、補足情報、リンク先
橘香園の2階
年月を経て、あめ色になった太い梁が印象的です
広々として、くつろげるスペースになっています
特別に拝見させていただきました(通常は入れないと思います)
ユマール(登高器)とクライミングロープを使って、ユマーリングを体験しているところ
「Go Adventure Unlimited」の方々は、わたしのような「なんちゃっての山好き」とはレベルが異なり、幅広く専門的なアウトドアスキルを持っておられます
(登山に限らず、沢登りやブッシュクラフト、サバイバルなども)
アウトドアスキルを高めたい場合は、
積極的にプログラムに参加して、自身のレベルを高めてみるのも楽しいでしょうね
わたしも、氷雪や壁、ザイルの扱いや確保の仕方など、アルパイン系の登山スキルが低レベルのままですので、一度教えを乞いたいものです
追記:Go Adventureさんに沢登りをガイドしていただきました
その時の様子です。サマン谷・沢登り
「ゴージャスキャンプ(橘香園)」 目次
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ゴージャスキャンプ(橘香園) (Page 1)
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ベルテント・タープ、サイトの状態 (Page 2)
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スペアリブ・バーベキュー (Page 3)
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キャンプ飯&ドリンク (Page 4)
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ナイトキャンプ (Page 5)
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こぼれ話(メンヒ撤退) (Page 6)
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バーベキューコンロと焚き火台の選び方 (Page 7)
橘香園の石垣と歴史

橘香園の段々畑を観察すると、
石垣が極めて緻密に組まれていることが判ります
きれいに整った石垣の美しさに、「
いい仕事してますねぇ~」と、思わず声がこぼれそうになります
聞くところによるとこの石積みは、
熊本城の石垣修復を担当した職人さんが手がけたものだそうです
昭和11年に作られたとのことですから、西暦にすると1936年となり、戦前の仕事です。
橘香園の方々も、何世代にもわたってこの場所に手を入れ続け、維持してこられたのでしょう。先人のご苦労が偲ばれます。
そうしてみると、
ただ美しいだけではなく、歴史の重みも感じられる風景です
このような
由緒ある場所でグランピングを楽しむというのは、少々恐れ多いような気もいたします
ただ、よくよく考えてみると、逆に積極的に利用することこそが、この場所の維持につながるのではないかとも、思えてきます
里山の美しい景観が維持されているのは、そこで暮らしている人々がいるからこそです
下草の刈り取りや木々の間伐などを通して、人と自然とが共存するエリアに、絶えず手を入れ続けているからです
個人による維持には、自ずと限界があります
人の手が介在しなくなり、放置され始めると、里山はすぐに自然に飲み込まれてしまいます
何らかの形で利用することで、人が場所に関わり、巡りめぐって里山の潤いにつながります
結果として、これらの貴重な景観の維持につながっていきます
今回のグランピングは、参加者全員が自然や景観を壊さないよう、配慮して行動しています。
また、キャンプ利用については、Go Adventureさんを通し、橘香園さんの許可を得ています。
関係先ホームページ、リンク
今回は、Go adventure Unlimitedのキャンププランを通して、橘香園の場所をお借りしています
同様のグランピングを楽しみたい場合は、Go adventure Unlimitedにお問い合わせください
(橘香園は、キャンプ場というわけではありません)
至れり尽くせりの「
おまかせキャンプ」だけでなく、
サイトを借りるだで、お手頃価格の「
持ち込みキャンプ」プランもあるそうで、こちらは人数が集まると、その分一人あたりの金額が割安になり、お得です
追記:このページの情報は、2020年6月に訪問した際のものですので、多少古くなっている部分もあるかと思います(ご容赦下さい)
2022年3月に再訪した際は、シャワー室や薪ストーブ、水道設備など、新たな設備が導入されていました。最新の情報は、上のリンク先にてご確認下さい
ホンマ製作所
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バーベキューコンロ
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