月寅次郎のサイト

ブルーマジック - 使い方(上級編)

最終更新日: 作者:月寅次郎

ブルーマジックの使い方上級編

ブルーマジック・磨き

このページでは・・・、
ブルーマジックのマニアックな使い方やウエスの選択などについて、マニア目線で解説します

 ブルーマジック - 目次

  1. ブルーマジックの基本 (ページ1)

  2. 番手・粒度・成分 (ページ2)

  3. 使用例と感想(鏡面仕上) (ページ3)

  4. 使い方上級編 (ページ4)

  5. 車のボディ磨き (ページ5)

  6. 家庭での使用 (ページ6)
ツイートボタン

ブルーマジックの使い方(上級編)

わたしが実際にやっている、ブルーマジックの特殊な使い方です
最初に言っておきますが、あまりおすすめはしません
ただ、こういう風にしても、磨くことはできますという実例です(それぞれにメリット・デメリットはあります)

一般的な使い方は、ブルーマジックの基本的な使い方 をご覧ください

追記:「コンパウンド鳴き」について解説を追加しました(良状態に仕上げる場合は、ここまで追い込みましょう)

ブルーマジックに最適な布(ウエス)は?

必ず柔らかいウエス(布)を使いましょう

コンパウンドと相性の良いウエス(布)の条件を挙げると・・・
  1. 目が詰まっていて、ある程度の厚みがある(研磨粒子をしっかり保持して裏抜けしない)
  2. 毛足が無い(毛足が長いと、研磨粒子が毛足の間に入り込み、研磨効率が悪くなる)
  3. 柔らかくて生地として強く、清浄で、微細な砂粒などが付着していない
  4. 生地の色が濃くなく、明るめの色(金属粉によって黒くなるため、研磨の進み具合が分かりやすい)
  5. 研磨剤やワックスがついていない(貴金属磨き用クロスなど、布自体に研磨剤が付いているものがあるが、これらは単体で使用する製品)
 ・・・となります

光陽社
コンパウンド用
みがきクロス


アサヒペン
綿100%ウエス

左に挙げているような「コンパウンド用磨きクロス」であれば、使い心地は最高ですが、磨き面積が大きく、大量に使う場合は、アサヒペンの綿100%ウエスでも良いでしょう
画像が表示されない場合は、広告ブロッカーをOFFにしてご覧ください

「わざわざ買うほどでもない」という場合は、使い古しのTシャツなど、柔らかいコットン生地を使って下さい
それで充分磨けます。薄手のTシャツの場合は裏抜けしやすいですが、磨けないことはありません。柔らかくて目が詰まった生地が最適です

昨今流行りの、 マイクロファイバークロス(毛足のあるタイプ)は、毛足の分だけ表面積が広く、お掃除用にはもってこいですが、毛足の間に研磨粒子が入り込むため研磨作業には向いていません
また、毛足が動くため研磨粒子が固定されにくく、作業効率もよくありません
マイクロファイバークロスを使う場合は、必ず毛足の無いものを使用して下さい。毛足のあるものは、付着した汚れを掻き取る能力は優れていますが、コンパウンド研磨用にはあまり向いていません(磨けないとまでは言いません)

ウエス(布)が要らないネバダル(NEVR-DULL)

ネバダル
NEVR-DULL

なお、「わざわざ「磨き用の布」を用意するのは面倒だ」と言う場合には「ネバダル(NEVR-DULL)」を使うという選択肢もあります
綿状の繊維に研磨剤が染み込ませてありますので、適量を千切って磨くだけでお手軽です

トラックのホイールを磨くなど、大量に使う場合にはブルーマジックの方がコスパが良いですが、ホビー用途などで小さなパーツしか磨かない場合は、ネバダルでも充分だと思います(分離もしませんので、かき混ぜる必要もなくお手軽です)

コーヒーフィルターで磨く

ブルーマジックで磨いた状態

ブルーマジック
550g


SCOTT
プロショップタオル

コーヒーフィルターは、強度があって濡れた場合にも破れにくく、目が詰まっていてコンパウンドが裏抜けしにくい素材です
同じ紙でも、ティッシュなどはすぐボロボロになって耐久性がありませんが、コーヒーフィルターはそこそこ耐えてくれます
「キムタオル」キムワイプでもやってみましたが、あれはやはり「拭き取り用」です。コーヒーフィルターの方が耐久性があり、磨く用途に適しています

焼入れしたハガネなど、高硬度の金属であればコーヒーフィルターで磨くのもありだと思います
(アルミニウムなど柔らかい金属は、かえって傷が付く恐れもありますので、あまりオススメできません)

ちなみに、使用するフィルターのメーカーですが、スーパーのプライベートブランド品の方が、比較的厚手で耐久性があります
本来のコーヒーフィルターとしての用途の場合は、適度に薄い方が良いのですが、一度カリタのコーヒーフィルターで磨いた際に、途中で破れたことがありました(優れたコーヒーペーパーですので、ぎりぎりまで薄く漉いているのです)
このように、実際にコーヒーフィルターで磨く際は、安物のフィルターを使うことをおすすめします(かえって厚手で丈夫です)

コーヒーフィルターは、適当なウェス(布)が無い場合の代替手段として使えますが、刃物用鋼材などの高硬度金属を磨く場合にしか使用できません

アルミなどの柔らかい素材を磨く場合は、必ずウエスを使用して下さい
本来ブルーマジックなどのコンパウンドは、柔らかい布に付けて使用するように作られています

手で磨く(ゴム手袋に付け、指で直接磨く)

ブルーマジック・手磨き

オカモト
ビニール系
極薄手袋

最初に言っておきますが、(刃物等を磨く場合は)怪我しやすいので、あまりおすすめすることはできません
(このナイフはきちんと刃引きして作業していますが、それでも怪我に繋がりやすいです)

使い捨て用の薄手のゴム手袋で磨くと、研磨粒子がゴム肌に食い込んで研磨粒子が逃げないため、しっかり磨くことができます(布地の裏抜けも、物理的にありません)

指先感覚をダイレクトに感じながら磨くことができますので、繊細な磨き方をしたい場合にも良いです

個人的には、表面の酸化皮膜を取るだけの場合や、微細なスクラッチ傷を処理するなど、簡便な磨きで済む場合に使用しています(面積が大きいものには向きません)

ちなみに使用しているゴム手袋の素材は塩化ビニール系のものですが、ラテックス系の手袋でも同様に作業可能でしょう

磨き終わったらティッシュで刃を拭い、手袋を裏返してその中にティッシュを捨て、口を縛ってしまえば、ゴミ捨て後の溶剤の臭いもシャットアウトできるのが良いところです(ゴム手袋が破れない限り、手も汚れません)

正直に言うと、「わざわざウェスを取り出し、適当な大きさに切って」というのが面倒な時や、手が汚れるのが嫌な場合、磨き自体が短時間で終わりそうな場合などに、このやり方を使っています
かなり特殊な磨き方ですし、本来の磨き方でもありませんので、まったくおすすめするものではありません(ただ、個人的には時々やったりしています)


「コンパウンド鳴き」について

コンパウンドで磨き続けていると、最後の方で「キュッキュッ」と音が出る場合があります

溶剤が揮発し、研磨対象の表面平滑度が上がってくると、このような音が出ます

粒度の大きなラビングコンパウンドなどでは、まず音は出ません(微細なジャリジャリ感が伝わってくるだけです)
5ミクロン以上の鏡面仕上げ用コンパウンドで磨き続けると、音が出ることが多いです

これは、研磨粒子の角が落ちて、より微細な粒子で磨いている「良状態」と言えますが、見方を変えると「研磨効率が悪くなっている状態」でもあります

音が出だしたら、かなり平滑に仕上がっていることが多いですが、まだ面の状態が整っておらず、磨き足りないようでしたら、単にコンパウンド同士が擦れて音が出ている場合もあります
「鳴き砂」と同様の現象が、コンパウンドの粒で起こっています

その際は、新しいコンパウンドを布に塗布し直し、角の立った研磨粒子で磨いて下さい
角が取れた状態のまま研磨を続けても、あまり効率が良くありません

ただ、仕上げ磨きの際は、この「キュッキュッ」という音が出るまで確実に追い込んでから、フィニッシュしましょう(良状態に仕上がります)

文章で説明されても今ひとつよく掴めないかもしれませんが、実際に作業してみると、指先に返ってくる摩擦感などで、感覚的にこの「コンパウンドが鳴く」感覚がつかめると思います

※ 「コンパウンド鳴き」というのは、わたしが勝手にそう呼んでいるだけです

サンドペーパーの選び方 については、左記のページをご覧ください
有名どころのNCA(ノリタケ)、三共理化学、コバックス等について解説しています

当サイトの人気ページ

包丁おすすめ おすすめの包丁 (外観より切れ味重視でランキング)
関孫六プレミアシリーズの包丁を、包丁マニア目線でおすすめ順にランキングしてみました

外観よりも切れ味重視でランキングしたために、包丁販売業者が推す「おすすめ包丁」とは、真逆のランキングになっています


ダマスカス包丁 ダマスカス包丁について(本当におすすめ?)
ダマスカスは、人気で売れ筋の包丁ですが、本当にそれだけの価値があるのでしょうか?
見栄えがするためメディアなどでもよく取り上げられますが、あれは側面に装飾用鋼材をあしらっただけの包丁です
「切刃にVG10を使った三枚合わせの包丁と、一緒じゃないか!(しかも高い)」と言いたくなってしまいましたので、ダマスカス包丁の真実を暴くことにいたしました

登山用ナイフのおすすめは?(日帰り、テント泊、アルパイン)
登山用のナイフについて、まじめに考えてみました
日本一周の旅で使用したのは、ビクトリノックスのソルジャーでした(10ヶ月半連続使用)、アメリカ横断時はBackのミニナイフ(約2ヶ月半)、その後オピネルNo.10を使うようになり、登山やキャンプに最適のナイフを探すようになりました
現在登山時に携行しているナイフは、カーショーAce1710です。オートルートや大雪山、後立山縦走などで使用しましたが、25gの軽さは重量軽減に貢献しています
このページでは、Ace1710以外で「私ならこれを買う」というナイフを挙げてみました
総テント宿泊回数600回超の経験を踏まえて選びました。見た目やインスタ映えよりも、用途毎に合った実用性と価格を重視しています(本当に山が好きな方は参考にしてみてください)

次のページ
ブルーマジック(ページ5) に進む