ヘンケルスおすすめ包丁ランキング(オールステンレス編)
|
順位
|
モデル名
|
ハンドル素材
|
総評
|
1位
|
モダニスト
|
ステンレス
|
新世代ステンレスハンドル
|
3位
|
ミラノα
|
ステンレス
|
欠点少なめ
|
3位
|
HIユニティ デイリー
|
ステンレス
|
溝に汚れがたまりがち
|
4位
|
ケルンM
|
ステンレス
|
全体的にパッとしない
|
結論と総評 - ヘンケルス・オールステンレス包丁の評価
1位:「モダニスト」(ヘンケルスUSA)
「モダニスト」は、鍛造口金付きでコンシールドタン構造となっています
ハンドル内部に中子の通っていない、中空モナカのステンレスハンドルと比べると、「
新世代のステンレスハンドル」と言って良いでしょう
柄の内部を中子が通っているため、強度的に優れているだけでなく、柄の前方まで太めの形状に整えることができています
(人差し指の付け根の部分を当てて、体重をかけて押し込めます)
オールステン包丁にありがちな、「
細くて握りづらい、三角木馬ハンドル」
ではありません
「
関孫六10000ST」や「藤次郎プロ」と同様に、ハンドル形状に妥協の無い、玄人向けのオールステン包丁だと言えます
本来であれば、国内販売されているヘンケルスの包丁の中から選ぶべきではありますが、他の包丁にあまり見るべき点がなく、逆に「モダニスト」が抜群に良い出来であったことから、レギュレーション違反を承知の上でこの包丁を1位に挙げました
国内の包丁メーカーは、(オールステン包丁を作るのであれば)このような包丁を参考にすべきです
グローバルの二番煎じのような包丁を造って「二匹目のドジョウ」を狙うのではなく、モダニストのように、真正面からステンレスハンドルのデメリット解消に取り組むべきです
2位:「ミラノα」
「ミラノα」は、全体的にネガティブ要素の少ない、無難なオールステン包丁に仕上がっています
ヘンケルスの包丁であるにも関わらず、「なぜイタリアの都市名なのか?」という疑問は残りますが、「ミラノ」とつけておけば、オシャレなイメージを付与することができるとでも考えたのでしょうか?
ヘンケルスがいかにワールドワイドな会社になったとはいえ、もう少し発祥国のドイツに対するリスペクトが欲しいものです
これでは、日本の包丁会社が自社製品に、「ホンコン」や「タイペイ」、「ソウル」と名付けるようなものです(このネーミングで恥ずかしいと思わないのでしょうか?)
3位:「HIユニティ デイリー」
「HIユニティ デイリー」は、オールステン包丁にありがちな細身のハンドルで、つるつるとした表面に、細溝を彫り込んだ仕上げになっています
「包丁ハンドルの本質から、ずれているのでは」と、疑問を呈したくなるネガティブ要素が満載なのですが、今どき売れるのは、こういう「外観重視」の包丁だったりします
なんなのでしょうね、この、「見た目がシュッとした感じのオールステン包丁でも造っておけば、とりあえず売れるんじゃない?」という、安易な感じは…
最下位:「ケルンM」
最下位は、「ケルンM」です
オールステン包丁としては、大きなネガティブ要素の少ないモデルではあるのですが、なんというかその、安物包丁感が拭いきれません
どこにも見るべき点がなかったため、ミラノMを最下位としましたが、「HIユニティ デイリー」が最下位でも良かったのではないかと、今でも悩むところです
どちらも、おすすめしずらい包丁です
オールステンレス包丁は、デメリットを良く理解してから買いましょう
おすすめの包丁(外観より切れ味重視でランキング)
家庭用のおすすめ包丁(安い価格で、最良の切れ味を)
ダマスカス包丁について(本当におすすめ?)
包丁のトップページ に戻る
ヘンケルス包丁の選び方(全モデル解説) 目次
-
ヘンケルス包丁の選び方 - 鋼材で選ぶ必要はない
-
ヘンケルスの鋼材 - 特殊ステンレス刃物鋼とは?
-
樹脂ハンドルは、どれも同じではない
-
ケルン - (第6位)安っぽいPPハンドル
-
HIスタイル エリート - (第5位)コスパ悪すぎ
-
HIスタイル - (第4位)変なハンドル
-
セーフグリップ - (第3位)滑りにくいムチムチ素材
-
ベルリン - (第2位)ヘンケルスらしい
-
ロストフライ - (第1位)定番ロングセラー
-
結論1(樹脂ハンドル) - ヘンケルスおすすめ包丁ランキング
-
ケルンM(第4位) - すべてがパッとしない
-
HIユニティ デイリー - (第3位)ツルピカ溝付で良いのか?
-
ミラノα(第2位)弱点が少ない
-
MODERNIST - (第1位)国内販売が望まれる
-
結論2(オールステンレス) - ヘンケルスおすすめ包丁ランキング