第5位:HIスタイル エリート(樹脂ハンドル編)
HIスタイル エリート
三徳包丁 180mm
日本製・ABS樹脂
「HIスタイル エリート」は、「HIスタイル」に飾り鋲を設けて、外観をスタイリッシュに仕上げた製品です
カラーバリエーションも豊富で、
「見た目こそ重要」という人には、逆におすすめかもしれません
「HIスタイル エリート」の難点は、他のヘンケルスの包丁と比べて、刃持ちも切れ味も同じであるにも関わらず、価格が高いということです
ヘンケルスも持ち味は、安くて気軽に使えることですが、「HIスタイル エリート」の価格は中堅価格帯と言えるレベルです
今回のランキングは、あくまでのヘンケルスブランド内での順位付けであり、他メーカーは比較の範疇に入れてはいませんが、ここまで出すなら「関孫六の『いまよう』、もしくは『べにふじ(もしくは青藤)』を買ったほうが良い!」と言いたくなってしまいます
ヘンケルスの中では最もコスパの悪い包丁となりますので、
結果的に最下位という位置づけです
このHIスタイル エリートですが、HIスタイルと形状が良く似ているものの、よ~く見てみると、アゴからハンドルにかけての曲線が滑らかな仕上げになっています
この点は
些細な違いではありますが、段差のある「HIスタイル」とは、使い勝手に差の出るポイントです
このページに掲載の画像では、小さすぎて判別しにくいと思いますので、確認する場合は実際の販売ページでお確かめ下さい
なお、HIスタイルエリートには、速水もこみちさんの「モコミチモデル」があります。なかなか洒落た色使いで素敵なだとは思いますが、穿った見方をすると「コラボモデルを作らないと売れないのか?」とも感じます
また、HIスタイルエリート多色展開されていますが、安易にモデルバリエーションを増やすと、余剰在庫がやたらと増えます。経理からは睨まれる、仕入れ担当は難色を示す、棚卸し時期は倉庫の中が阿鼻叫喚になります
「誰だよ、稟議のハンコ押したやつ」という声が聞こえてきそうです
ちなみに、このような妙ちくりんな形状のモデルを発売してるのは、日本くらいのものです
米国、中国、英国の販売ラインナップを確認してみましたが、ごくごく標準的な形状のモデルばかりです
HIスタイルとは?
「ハイスタイル」と読んでしまう人が多いですが、その読み方は誤りです
「高い」という意味の「High」の略ではありません
「HI」は、ヘンケルス・インターナショナルの頭文字からきています
読み方は
「エイチ・アイ スタイル」が正しく、「ハイスタイル」は誤りです
いってみれば、「HIスタイル」は、「ヘンケルス(の)スタイル」ということができます
そういう意味では、「HIスタイル」と「HIスタイル エリート」は、かなり大上段に構えたネーミングですが、だからといって、ヘンケルスの看板モデルとしてワールドワイドで販売されているわけではありません
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ヘンケルス包丁の選び方(全モデル解説) 目次
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ヘンケルス包丁の選び方 - 鋼材で選ぶ必要はない
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ヘンケルスの鋼材 - 特殊ステンレス刃物鋼とは?
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樹脂ハンドルは、どれも同じではない
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ケルン - (第6位)安っぽいPPハンドル
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HIスタイル エリート - (第5位)コスパ悪すぎ
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HIスタイル - (第4位)変なハンドル
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セーフグリップ - (第3位)滑りにくいムチムチ素材
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ベルリン - (第2位)ヘンケルスらしい
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ロストフライ - (第1位)定番ロングセラー
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結論1(樹脂ハンドル) - ヘンケルスおすすめ包丁ランキング
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ケルンM(第4位) - すべてがパッとしない
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HIユニティ デイリー - (第3位)ツルピカ溝付で良いのか?
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ミラノα(第2位)弱点が少ない
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MODERNIST - (第1位)国内販売が望まれる
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結論2(オールステンレス) - ヘンケルスおすすめ包丁ランキング