「自分で行うエアコン清掃」も、分解→洗浄を経て、残すところは組み立てのみとなりました。
(分解手順と洗浄の項目は、下記リンクより解説ページに進んでください)
組み立ては、
簡単に言ってしまうと、分解時の逆の順番で組み付けるだけではあります。
とはいえこの組み立ての工程を、どれだけスムーズにできるかは、DIY習熟度の差が出るところでもあります。
用意周到な人であれば、分解時に組み付け時の作業を考慮して、外したネジがどの部分の固定ネジなのか、きちんと仕分けたり、メモを添えて保管したりします。
(そこまでせずとも、すべて頭に入っているので、ネジ外観を見るだけで判るという方は、それはそれで素晴らしいです)
また、どのような向きで嵌っていたのかなど、分かりにくい部分は、画像を撮影していれば、組立時の一助となるものです。
はっきり言ってしまうと、
分解時に、分解の事しか考えていないようでは、組立時に苦労します。
(作業工程の先を見据えて、作業に当たりましょう
ここでは、電装系 → ラインフローファン → ドレンパン(プラズマクラスターユニット) → 送風ルーバー → 作動確認 → 外装カバー …という順番で組み立てていきます。
エアコンの組立
電装ユニットの取り付け
電装ユニットを取り付けます。
個々の配線接続は、詳細ページをご覧ください。

最終的に、
3色の単線電源ケーブルを、色に合わせて差し込めば、電装基板の装着完了です。
細かい手順は省略しています。詳細解説は下のページでどうぞ。
● 詳細解説ページ:電装ユニットの取付
ラインフローファンの取り付け

ファンの左側の軸受は、上の画像のようになっています。
(軸受用ゴムブッシュを挟み込む構造)
先に、ラインフローファン(円筒ファン)を、右側の軸受に差し込み、固定ネジを締めます。
左側の軸受もはめ込み、白樹脂カバーを正しい位置に戻し、固定ネジを締めれば完了です。
ドレンパンの取り付け

ドレンホースをドレンパンに差し込み、ホースの固定ネジを締めます。

ドレンパンを正しい位置にあてがい、左右の固定ネジを締めこめば完了です。
細かい手順は省略しています。詳細解説は下のページでどうぞ。
● 詳細解説ページ:ドレンパンの取付
ルーバー(送風口)の取り付け
ルーバーはネジ止めではないので、パコンと嵌めるだけでOKです。
脱着は樹脂パーツの爪と、その弾力性にかかっているので、
無理な力は加えないように、優しく丁寧に作業しましょう。
(固定用の爪が折れると、厄介です)
送風ルーバーの取り付けが完了しました。
あとは、外装カバーを取り付けるだけです。
この状態でも作動は可能です。
カバー取り付けの前に、作動テストを実施しておきましょう。
電源ケーブルをコンセントに接続し、電源を投入。
赤と青のパイロットランプが点灯しており、無事作動していることが判ります。
ルーバーの開閉も問題ありません。
しばらくすると、冷風が送られてきました(コンプレッサーの稼働、冷却についても問題なし)
送風の臭気についても、確認しておきたいところです。
エアコンの正面に陣取ってしばらく鼻をクンクン言わせてみましたが、全くの無臭です!
洗剤の残り香や、ハイターの塩素臭は感じられません。
エアコンの分解清掃もほぼ完成。残りは外装カバーを残すのみとなりました。
細かい手順は省略しています。詳細解説は下のページでどうぞ。
● 詳細解説ページ:ルーバーの取付
外装カバーの取り付け
これは、ルーバー開口部の下部裏側にある、カバー装着用の『爪』です。
どこに爪があり、どの方向から引っ掛けるのかを把握せずに、「とにかく押し込めば嵌るんだろう」と力任せにはめようとするのは止めましょう。
(破損の元です)
爪がすべて嵌り、外装カバーが正しい位置にあること確認したら、外装固定用のネジを締めます。
(これは右側のネジ、左側にもあります)
一つ一つのネジを、その都度いっぱいに締め込むのは、おすすめできません。
一旦、すべてのネジを差し込んで軽く締め、
すべてのネジが、ネジ溝に嵌って、スムーズにねじ込めることを確認してから、
最後に本締めに入るのがベストです。
でないと、最後の方でネジ穴が合わなくなることがあります。必ずそうなるわけではありませんが、精度が出ていなかったり、締め方に無理があって、歪が出るとそうなります。
最後に、エアコンフィルターを嵌め込みます。
ホコリ一つありません。
購入時と同様の、非常にきれいな状態に戻りました。

カバーを降ろして完成です!
お疲れ様でした。
細かい手順は省略しています。詳細解説は下のページでどうぞ。
● 詳細解説ページ:外装カバーの装着
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エアコンの機種 (このページに掲載の製品)
メーカー:シャープ
型式:AY-E22DH