電装基板の取り付け
電装系のケースです。
オレンジ色のケーブルの先端にある銅管に包まれたセンサーは、温度計測用のもの。
黄色いケーブルの先端、半透明の樹脂カバーで保護されているのもの、同じ温度計測用ですが、計測する対象が異なります。
黄色はファンに吸い込まれる吸気の温度(室内温度)
オレンジは、冷媒温度計測用です。
上に伸びている青いケーブルは、コンデンサーのアースを取るためのもの。
(この画像では、濃緑のような色調に写っていますが、実際は青/黄です)
電装ケースを反対側から見たところ。
分解時に外しておいた、ブロアモーターへの電源供給ケーブルを接続します。
この部分、実はケーブルの取り回しを間違えているのですが、配線の取り回しが違うだけですので、特に影響はありません。
(次回の分解清掃時に、元に戻したいと思います)
ブロアモーターの配線です(赤・白・青・黄)
左側に見えているのが、ブロアモーターを収めている樹脂ケースです。
線が4本あるのは、2本が電源供給のプラスとマイナス、残り2本が電圧制御用の信号ケーブルだと思われます。
前述のように、ブロアモーター配線を、ケースのこの部分から引き出すのは、正規の配置でありません(一方で、実使用で問題が生じるわけではありません)
電装ケースを固定する向きは、この方向になります。
正面から見た時に『1(黒)・2(白)・3(赤)』の表示が見えるように取り付けます。
ブロアモーター配線(赤・白・青・黄の4本)は、既に接続済みです。
メイン電源の太単線(赤・白・黒)は、(画像のように)ケースの下方向から通しておきます。
この工程は、
ケーブル接続中ではあるものの、ネジ止め固定がまだの状態です。
不用意に手が離せない状態でもありますので、
必要となるネジやドライバーなどは、手の届くところに置いて作業しましょう。
(手を離すと、電装ケースがケーブルで宙吊りとなります。大きな問題とはなり得ませんが、ケーブルやコネクタにかかる負荷を考慮すると、できれば避けたいところです)
コンデンサーのアース線(青/黄)を接続し、冷媒温度計測用プローブ(オレンジ)を挿入します。
この部分のケーブルは細めの結束バンド(タイラップ)で固定します。
(画像はタイラップ固定前の状態)
電装ケースの固定ネジを、すべて締め込み…
3色の単線電源ケーブルを、色に合わせて差し込めば、電装基板の装着完了です。
(ぐぐっと奥まで差し込んで下さい。VVFケーブルの脱着は、壁埋めコンセントと同じ要領なのですが、コンセントの設置は電気工事士の資格が必要ですので、一般の方には分かりにくいかもしれませんね)
VVFケーブルとは?
「Vinyl insulated Vinyl sheathed Flat-type cable」の略称。
日本語にすると、「ビニール絶縁、ビニールシースの平型ケーブル」となる。
名称には「単線か撚り線か」についての言及はないものの、大抵単線である。
(単線なので柔軟性は無く、手で曲げられるものの、太いタイプはその分硬い)
用途としては「低圧屋内配線」に多用されている。
(一般家庭において、配電盤から壁埋めコンセントに繋がっているのは、たいていこのVVFケーブルであり、屋根裏や壁の中を走っている)
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